第7回 LaVie GタイプZを“ノングレア”化、さらに海外で見せびらかしてきたZ!:LaVie Z&LaVie G タイプZロードテスト(3/3 ページ)
今回はスペシャルに軽量なLaVie GタイプZを海外(韓国)へ持って行き、世界に日本の最新テクノロジーを見せびらかしてきた。また、Bluetoothマウスやノングレアフィルムはどれが合うかも検証する。
テカテカ液晶をなんとかしたい
LaVie GタイプZおよびLaVie Zのディスプレイ面は、光沢・グレア仕様である。
こちら、業務用+モバイルに用いる本機のマイナス点としてこのグレアパネルを挙げる人もいる。このテカテカ感は、輝度を十分高くして使っているときはあまり気にならないが、黒め・暗めのサイトを開くときやバッテリー動作時に輝度を落とすと、周囲の映り込みが少し気になってくる。画面の構成によっては自分の顔がモロに反射してしまい、ヘアスタイルやファンデーションのノリが気になって仕方がなくなり、仕事どころではなくなってしまう……というのは冗談であるが、やはり輝度40%くらいにするとちょっと落ち着かなく目立ってくる感じがある。
というわけで、LaVie GタイプZおよびLaVie Zをノングレア表面にしよう。
本機のディスプレイサイズは13.3型ワイドだ。(専用品がなければ)保護フィルムを選ぶ際はディスプレイサイズのほかに画面のアスペクト比も忘れないようにしたい。LaVie GタイプZは最近のUltrabook/ノートPCで主流の「13.3型ワイド/16:9」なので他機種用とあっても流用できる可能性は高いが、アスペクト比 16:10の製品もあるので注意したい。今回導入した、ロアス「SF-NL133W」はLaVie GタイプZにはほぼピッタリだった。
張り付けには結構苦労する。スマートフォンのフィルム張りよりかなり難しいので慎重に作業してほしい。何が違うといえば、サイズが違う。スマートフォンのそれでも経験はあると思うが、大きい分、気泡やホコリが入ってしまう確立がグンと高まり、さらに最初の張る位置が少しでもずれていると最終的に激烈に大きなズレになってしまう。気泡は単純なものなら逃がせるが、ホコリやチリが入っているとその周囲が微妙に浮いた小さな気泡になってしまうので、それをなくすにはいったんはがしてセロハンテープなどでゴミをとるしかない。
また、LaVie GタイプZの液晶ディスプレイは、スマートフォンやタブレットの液晶のように常時露出してタッチ操作されることを前提にされていないため、強度設計が異なる。気泡を押し出すにしてもあまり強く押さないよう十分気をつける必要がある。
ただしノングレアフィルムの効果はてきめんだ。画面への映り込みが格段に低減され、低輝度動作時やスポット光源のある店舗、太陽光の差す屋外でも反射が気にならなくなる。業務用マシンとして使うなら、やはりノングレア表面のほうが好ましいと思う。
体を張った剛性テストもクリアしたLaVie GタイプZ
さて、韓国での取材中はずっとLaVie GタイプZを携行していた。外国人に持たせてみたり、現地でしか撮れない雰囲気のある写真をもっと撮影できればよかったのだが、そういう余裕はなかった。いや本来はなくもなかったはずなのだが、街中で派手に転んで、アキレス腱断裂という重傷を負ってしまったのである……とほほ。
こちら、エグい段差を踏み外して相当激しく転んだのだが、それでも背負っていたバッグの中にあったLaVie GタイプZはどこも破損することなく無事だった。体を張った剛性試験により、LaVie GタイプZはかなり丈夫なことを実証できた……ということでご容赦願いたい。
いまいち締まらないが……やはり携帯する機器において改めて「軽さ」はすごい武器である。荷物の実重量はもちろん、「余裕があるので、これ以外に何かをやろう」という気持ちが生じること、「苦にならないので、今ここで作業してしまおう」といった気分の高まりなども含めて、なにより「機動性」がグンと高まる。
携帯する仕事道具としてもスマートデバイスの躍進がめざましいが、慣れたPCの生産性にまだ代替できるものではないと考える人は多い。そういった意味でLaVie GタイプZは生産性も携帯性・機動性も両立する「スペシャルな仕事道具」だ。「徹底した軽さ」は、仕事を妥協しない人のためにあるのである。
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