写真で見る「13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル」:待望の13インチRetina(1)(1/2 ページ)
13インチMacBook Proに待望のRetinaディスプレイモデルが登場した。これから複数回に渡り、測色器や騒音計、サーモグラフィなどを使って、その魅力に迫っていこう。
→世界で2番目に“なめたくなる”ディスプレイ?(2):「13インチMacBook Pro Retina」は本当に高画質か
13インチMacBook ProがRetina化!
既報の通り、先日行われたAppleのスペシャルイベントでは、「iPad mini」や「第4世代iPad」をはじめ、「13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル」「薄型iMac」「Mac mini」と、年末の商戦期に向けたMacの新ラインアップも披露された。特に即日出荷された13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルは、直営店のアップルストア銀座に朝から行列ができたほどの人気ぶりという。15インチMac Book Pro Retinaの登場以降、13インチモデルでの展開を心待ちにしてしていた人も多いだろう。
編集部にも実機が届いたので、これから数回に渡って新モデルを評価していく。まずはカメラマンの矢野氏による写真とともに、改めて13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルの特徴を見ていこう。なお、林信行氏によるイベント現地リポートや、各製品の詳細は以下にまとめているので参照してほしい。
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MacBook Pro史上、最も軽い13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル
13インチMacBook Pro Retinaの特徴は大きく2つ。1つ目は“Retina”が示すように世界で2番目に高い解像度のディスプレイを搭載したノートPCであること(1番はもちろん15インチMacBook Pro Retina)。そしてもう1つは、MacBook Pro史上、最も軽いモデルであることだ。
基本アーキテクチャは、2012年6月に登場したMacBook Pro(継続販売)ですでに第3世代Core(開発コード名:Ivy Bridge)に移行しているため、一言でいえば新設計の軽量ボディに高解像度パネルを採用したモデル、ということになる。それでは外観を見ていこう。
13インチMacBook Pro Retinaの見た目は、15インチMacBook Pro Retinaをほぼそのまま13インチにしたような印象だ。本体サイズは、314(幅)×219(奥行き)×19(高さ)ミリ、重量は約1.62キロ。既存のモデルに比べて設置面積を小さくし、厚さを約20%ほど薄くしたほか、重量は約440グラムも軽量化している。MacBook Airや、薄型軽量のUltrabookが主流になっている最近の13型クラスのノートPCに比べると、特別軽いというわけではないものの、15インチMacBook Pro Retinaよりも重量のある既存のMacBook Proを使っていた人なら、手に持った瞬間に違いが分かるほど軽く感じるはずだ。
一方、ボディの軽量化にともなって、インタフェース回りは大きく様変わりしている。具体的には、SuperDriveが省かれたほか、有線LANポートも姿を消した。その一方で、Thunderboltポートを2基に増やし、HDMI出力を備えている。すでにアップルは光学ドライブを完全にレガシーデバイスと見なしているのだろうが(新型iMacさえSuperDriveを搭載していない)、エントリー層向けのオールインワンモデルとしては、有線LANや光学ドライブのないRetinaモデルはおすすめしづらい気はする。
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