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10センチ角の超小型マザーが話題 「何に使うかじゃなく、どう自作するか」古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

101.6ミリ四方のNUC規格に準拠したインテル純正の超小型マザーが2モデル登場した。Core i3オンボードで2万。小型PCブームが続くアキバで、さらなる燃料となるか!?

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「Thunderbolt搭載モデルもあります」――インテル純正のNUCマザー

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 先週、多くのショップで注目を集めていたのは、NUC(Next Unit of Computing)に準拠したインテルの超小型マザーボードだ。Core i3-3217Uをオンボードした101.6ミリ四方のマザーボードで、ラインアップは2種類。ThunderboltとHDMI端子を備えた3万円前後の「BLKD33217CK」と、2基のHDMI端子とギガビットLANを備える、2万円台後半の「BLKD33217GKE」となる。

 どちらもmSATAとmini PCI Expressスロットをそれぞれ1基、DDR3-1600対応のSO-DIMMスロットを2基備えている。オンボードCPUのCore i3-3217UはIvy Bridge世代のデュアルコアタイプで、動作クロックは1.8GHz。TDPは17ワットとなる。チップセットはIntel QS77 Expressだ。ACアダプタからの給電に対応し、背面には専用のファン付きクーラーが付けられている。

 PC DIY SHOP FreeTは「コンパクトながら拡張性もそれなりにあるので、マシン構成にもある程度幅が持たせられると思います。まあ、何に使うかの前に、どう自作するかというところで注目する人が多いマザーだと思いますけどね」とうれしそうに評価していた。

 2台とも登場したばかりで売れ行きは見えていないが、どちらかといえば低価格なBLKD33217GKEにヒットを期待する声が多い。ドスパラ パーツ館は「3万円前後のBLKD33217CKは、このサイズでThunderboltが使えるというところが画期的ですが、いかんせんまだ対応機器がほとんど出ていません。それよりはHDMI端子がデュアルで使えて、ギガビットLANも積んでいるBLKD33217GKEのほうが使い道が広いですからね」と語る。

 なお、NUC向けのケースはまだ出回っておらず、現状では「ケースまで自作する人が買われていくんだと思います」(TSUKUMO eX.)といった高度な自作ユーザー向けの位置づけとなっているが、11月末にはabeeから対応ケース「NE01/02」が登場する予定だ。某ベテラン店員氏は「mini-ITXもAtom以前はかなりマニアックな位置づけでしたし、NUCも今後大いに注目を集める可能性はあると思います。ストレージもコンパクトなSSDが普及していますし、液晶の裏に付ける自作マシンも一般化するかもしれませんね」と期待を寄せていた。

ドスパラ パーツ館のレジ前。「BLKD33217CK」と「BLKD33217GKE」が箱入りで並べられている(写真=左)。TSUKUMO eX. 3階のインテルマザーコーナー。基板を正面からチェックできる(写真=中央)。abeeのNUCケース「NE01/02」専用ページ(写真=右)

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