安定人気のワンスピンドルもCPUを強化──「Let'snote NX2」:2013年PC春モデル
パナソニックは、1月30日にLet'snote NXの新モデルを発表した。Windows 8を使いやすくするホイールパッドツールなどが加わった。
タッチパネルは搭載しないがWindows 8を使いやすく改善
人気のSX2とほぼ同じ外見とほぼ同じ仕様ながら、光学ドライブを内蔵しない「Let'snote NX2」店頭向け新モデルは、1構成が登場する。CPUを、Core i5-3340M vPro(2.7GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.4GHz)を搭載し、チップセットはIntel QM77 Expressを実装する。システムメモリの容量は4Gバイトになる。
本体搭載のインタフェースには、2基のUSB 3.0と1基のUSB 2.0、SDメモリーカードスロット、そして、有線LANを備えるほか、映像出力インタフェースとしてHDMIとアナログRGBを用意する。また、無線接続では、IEEE 802.11 a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth v4.0のほかに、店頭モデルでもWiMAXが利用できる。データストレージは、従来モデルと同じく容量640GバイトのHDDを搭載する。
店頭モデルでは、標準構成でバッテリーパック[S]とバッテリーパック[L]が付属する。バッテリー駆動時間は、バッテリーパック[S]搭載時で約9時間、バッテリーパック[L]搭載時で約18時間になる。なお、店頭モデルでは、依然としてMicrosoft Officeが付属する構成を用意しない。
ボディは、従来モデルと共通の薄型でフラットなデザインを引き継いでいる。本体サイズは、バッテリーパック[S]搭載状態で、295(幅)×197.5(奥行き)×25.4〜31.5(厚さ)ミリ、重さは約1.13キロ。バッテリーパック[L]搭載状態で、本体サイズは奥行きだけが216.2ミリに変わり、重さは、約1.34キロになる。
新モデルで、円いホイールパッドでもWindows 8のジェスチャー機能が利用できるユーティリティ機能を強化したのは、Let'snote SX2やLet'snote B11の新モデルと同様だ。店頭モデルの出荷開始は2月15日の予定で、実売予想価格は18万円前後とみられている。
Web販売限定のマイレッツ倶楽部モデルでは、CPUを標準カスタマイズモデルでCore i5-3380M vPro(2.9GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.5GHz)に、プレミアムエディションでCore i7-3540M vPro(3.0GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.7GHz)強化する。また、無線接続では、無線LANにBluetooth、WiMAXに加えて、NTTドコモがLTEサービス「Xi」データ通信も利用できる構成を用意した。
Let'snote NX2店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
Let'snote NX2 | CF-NX2AEABR | 1スピンドル | CPU強化 | Core i5-3340M vPro(2.7GHz/最大3.4GHz) | 4GB(8GB) | 640GB HDD | 64ビット版 8 Pro | 18万円前後 |
Let'snote NX2店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | vPro/Office | 重量 |
Let'snote NX2 | CF-NX2AEABR | 12.1型ワイド | 1600×900ドット | Intel QM77 | − | CPU統合 | ○/─ | 1.34キロ(標準バッテリーL) |
関連記事
- パナソニック、Let'snote AX2の“ハイブリッド・モバイル”を訴求する
「Let'snoteじゃないみたい」と、いささか失礼な声も上がるほどの衝撃を関係者に与えたLet'snote AX2。その製品にこめた意図をパナソニックが説明した。 - 緊急レビュー:「Let'snote AX2」の変形プレイに驚け!
Let'snoteからUltrabookが登場する! しかし、そんなことに驚いている場合ではない。薄さ18ミリのボディに搭載した液晶ディスプレイがこんなことになってしまうのだ! - レッツなUltrabookはこうきたか──「Let'snote AX2」
パナソニックは、9月26日にLet'snoteの新モデル「Let'snote AX2」を発表。Let'snote初のUltrabookは、18ミリの薄型ボディのコンバーチブルタイプだ。 - とはいえ“ダウングレード”も可能です──「Let'snote SX2」
パナソニックは、10月12日にLet'snote SX2の新モデルを発表した。薄いボディデザインと主要なハードウェア構成はそのままに、OSには「Windows 8」を導入する。 - 実は意外な人気Let'sにも“8”がきた!──「Let'snote NX2」
パナソニックは、Let'snote NX2シリーズの新モデルを発表した。OSにWindows 8を導入しただけでなく、データストレージも強化する。 - “軽い大画面”でWindows 8を使うならLet's!コレ!──「Let'snote B11」
パナソニックは、10月12日にLet'snote B11の新モデルを発表した。Windows 8の導入はもちろんのこと、クアッドコアタイプのCPUを従来モデルから強化した。 - “Ivy Bridge”搭載で広がる「Let'snote SX2」の可能性を考えた
「軽くて丈夫でずんぐり」から「軽くて丈夫でスマート(Let'snote比)」に変身した“SX”が“Ivy Bridge”を搭載。この変化はユーザーに何をもたらすだろうか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.