インテルは10月10日、吉田和正氏が代表取締役社長を退任し、後任として江田麻季子氏が社長に就任すると発表した。江田氏は米Intelのセールス&マーケティング統括本部 副社長も兼任する。吉田氏は年内にインテルを退社する予定だ。
吉田氏は1984年に米Intelに入社し、マイクロコンピュータ製品マーケティング事業部に配属。インテル・アーキテクチャ営業統括本部長、通信製品事業本部長、コンシューマ・デスクトップ製品事業部マーケティング部長などを歴任し、2003年6月にインテル代表取締役共同社長に就任した。グレッグ・ピアーソン氏やロバート・スウィヌン氏との共同社長体制を経て、2008年10月から1人で代表取締役社長を務めている。
江田氏は2000年にマーケットリサーチ・マネージャーとしてインテルに入社。日本法人でのマーケティング本部長などを歴任し、直近ではIntel Semiconductor(アジア・パシフィック地域統括)でブランドとプロモーションに関する全マーケティング戦略の総責任者であるマーケティング&コンシューマー・セールス担当ディレクターに就いている。
同社の入社前に江田氏は、マーケットリサーチ・アナリストとして米国ペンシルバニア州のトーマス・ジェファーソン大学病院やペンシルバニア大学ヘルスシステム、JMRBリサーチ・インターナショナルに勤務した経歴も持つ。
関連記事
- 「彼は決断も速かったです」(吉田氏):「前進する力が次世代のIntelを作った」──オッテリーニ氏、Intel CEOを退任へ
IntelのCEOを8年間勤めたポール・オッテリーニ氏が、2013年5月に退任する意向を明らかにした。後継者は、Intel社内だけでなく外部の人材も検討するという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.