超高解像度+世界最軽量700グラム台の「新LaVie Z」登場、5チューナーテレパソも──NEC「LaVie/VALUESTAR」新モデル:2013年PC秋冬モデル(1/2 ページ)
NECが2013年PC秋冬モデルを発表。魅力の超軽量+超高解像度なスペシャルUltrabookを主役に、5チューナー仕様の液晶一体型デスクトップ、タッチ対応のA4ノートなど6シリーズ全37モデルを用意した。OSは全シリーズで新バージョンのWindows 8.1を搭載する。
LaVie/VALUESTARシリーズの特徴
ラインアップ
- 700グラム台に到達した超軽量Ultrabook「LaVie Z」
- プレミアムな高性能A4オールインワン「LaVie L」
- スリムボディのベーシックA4ノート「LaVie S」
- 低価格志向のエントリーノート「LaVie E」
- 新デザインを採用した高性能液晶一体型「VALUESTAR N」
- パフォーマンスを重視したデスクトップ「VALUESTAR L」
- 10型/7型サイズのエントリーAndroidタブレット「LaVie Tab E」(発表済み)
ハードウェア
- 「LaVie Z」をフルチェンジ。13.3型最軽量795グラムを実現
- 「LaVie Z」に超高解像度IGZOディスプレイ搭載モデルを用意。2560×1440ドット
- 「LaVie Z」にタッチパネル付きモデルも追加。タッチフルHDで964グラム
- 「LaVie Z」にカラーバリエーション追加。ブラックとシルバー
- 「VALUESTAR N」をフルチェンジ。フォトフレームデザインの使い勝手を強化
- 「VALUESTAR N」(上位モデル)は3波4+1チューナーを搭載。4番組同時の長時間録画が可能
- 「VALUESTAR N」(上位モデル)に“磁性流体”を採用した新YAMAHAスピーカーシステム
- 下位・継続モデルを除き、第4世代のCoreプロセッサー・ファミリーを採用
- VALUESTAR W、LaVie X、LaVie Yは廃止
ソフトウェア
- OSは全モデルで64ビット版Windows 8.1を採用
- オフィススイートは、低価格モデルの一部を除きOffice Home and Business 2013が付属
- LaVie E(LE150/N1)、VALUESTAR N(VN370/NS、VN350/NS)、VALUESTAR L(VL150/NS)はOffice Personal 2013が付属
- 「VALUESTAR N」にSmartVision刷新版を採用。4チューナーおまかせタフ録り機能などを追加
- 手軽に必要な情報・ニュースを自動集約するWindowsストアアプリ「My Time Line」をプリインストール
- DTCP-IP対応DNLAクライアント「SmartVision/Player」をプリインストール
- スマートデバイスとのお手軽連携アプリ「コンテンツナビ/コンテンツナビ モバイル」
- 冊子「あんしんスタートWindows 8.1」が付属
LaVie Zシリーズが「さらに軽量」「超解像度」に、オールインワン/タッチ対応モデルもWindows 8.1対応で強化
NECパーソナルコンピュータは10月15日、個人向けの2013年PC秋冬モデル全6シリーズ37モデルを発表。2013年10月18日より順次発売する。
秋冬モデルのポイントは、
- OSを「Windows 8.1」に刷新
- 「LaVie Z」が超軽量+超高解像度でリニューアル
- 「VALUESTAR N」をリニューアル。3波5チューナー搭載+4番組同時録画が可能に
- 「安心・簡単・快適」をテーマにしたプリインストールアプリを刷新
- 低価格志向のAndroidタブレット(発表済み)も用意し、NEC レノボ・ジャパン グループが提案する「PC+」戦略を推進
などが挙げられる。このほか、タッチ対応モデル、インテルの「第4世代Core プロセッサー・ファミリー」や無線LANの新規格「802.11ac(Draft)」など最新世代の技術を搭載したモデルも拡充する。
なお、「LaVie X」「VALUESTAR W」「LaVie Y」「LaVie M」シリーズは終息・継続販売となる。LaVie Xについては高解像度+軽量モバイルのニーズをLaVie Zへ、VALUSTAR Wについては高性能テレビ機能+液晶一体型PCのニーズをVALUESTAR Nを集約し、より分かりやすく・選びやすくするシリーズ/ラインアップに変更した。
さらに軽量になった新「LaVie Z」、2560×1440ドットの超高解像度
超軽量モバイル「LaVie Z」シリーズは、“2つの世界最軽量”を携えてモデルチェンジ。今回は13.3型ノートPC世界最軽量(2013年10月現在NEC調べ。以下同)とする「LZ750/NS」「LZ550/NS」、タッチパネル搭載Ultrabookで世界最軽量とする「LZ650/NS」の計3モデルを用意した。
超高解像度モデルのLZ750/NSは13.3型サイズのボディで“超”軽量な「約795グラム」を実現。当時、13.3型で世界最軽量だった従来モデルの875グラムより約80グラムも軽くなった。さらに2560×1440ドット表示に対応する高解像度IGZO液晶ディスプレイを採用し、PCシステムを第4世代のCore i7-4500U(開発コード名:Haswell)に刷新したのも大きなトピックだ。2560×1440ドット表示のディスプレイはそのままに、CPUをCore i5、SSDを128Gバイトとしてやや低価格としたLZ550/NSも用意する。ボディカラーはブラックの1色、バッテリー動作時間は約9.2時間。発売時の実売価格は上位モデルが18万5000円前後、下位モデルが16万円前後の見込みとなる。
タッチ対応モデルのLZ650/Nは、LZ550/NSのディスプレイ仕様をタッチパネル付きのフルHD(1920×1080ドット表示)対応IPS液晶ディスプレイとし、シルバーとブラック、2色のカラーバリエーションを用意する。こちらも重量は約964グラムとタッチパネル付きUltrabookで世界最軽量をうたう。主な仕様はCore i5-4200U、4Gバイトメモリ、128GバイトSSD、802.11a/b/g/n/ac(Draft)対応無線LANなど、バッテリー動作時間は約14.5時間を実現する。発売時の実売価格は17万5000円前後の見込みだ。
- →“Z”が待望のモデルチェンジ、795グラムの超軽量+2560×1440の超高解像度仕様に──「LaVie Z」
- <即レビュー>700グラム台の超軽量ボディ、さらに「2560×1440 IGZO」だっ──新「LaVie Z」即レビュー
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
高性能からベーシック、低価格まで、主力のオールインワンノート「LaVie L/S/E」
15.6型サイズのオールインワンノートPCは、「LaVie L」「LaVie S」「LaVie E」の3シリーズで展開。パフォーマンスやユーザーニーズに合わせ、高性能、ベーシック、低コストの特長を持たせている。
上位のLaVie Lシリーズは、フルHD+タッチ対応のIPS液晶ディスプレイ、第4世代Core i7-4700MQ(クアッドコア)、8Gバイトのメインメモリ、1TバイトハイブリッドHDD、YAMAHAサウンドシステム、802.11ac(Draft)+Bluetooth 4.0対応無線LANモジュールなど、高いPC性能はもちろん、“映像とサウンド”も望む層に向けた構成とした。ディスプレイ解像度別(フルHDと1366×768ドット)に2モデルを用意し、標準モデルは4色(ホワイト、ブラック、レッド、ゴールド)のカラーバリエーションで展開する。発売時想定価格は上位モデルが21万円前後、スタンダードモデルが20万円前後の見込み。
LaVie Sシリーズは、15.6型サイズながら27.5ミリ厚薄型ボディの使いやすさを特長とするオールインワンノートPC。高性能なクアッドコアCore i7から低廉なCeleron 1005Mまで、パフォーマンスと価格帯別に幅広いラインアップで展開し、タッチ対応モデルも用意する。上位モデルはCore i7-4702MQ+8Gバイトメモリ+1TバイトHDD+Blu-ray Discドライブ、下位モデルはCeleron 1005+4Gバイトメモリ+750GバイトHDD+DVDスーパーマルチドライブを搭載する。発売時想定価格は最上位モデルとタッチモデルが17万5000円前後、最低廉モデルは12万円前後となる。
LaVie Eシリーズは、PC初心者層や低廉な価格帯のモデルを望む層に向けた“安心”仕様を特長とし、付属オフィススイートの種類に応じて2モデルを用意する。主な仕様はCeleron 1005M、4Gバイトメモリ、1366×768ドット表示の15.6型ワイド液晶ディスプレイ、500GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、802.11b/g/n無線LANなど。上位モデルはOffice Home and Business 2013、下位モデルはOffice Personal 2013が付属する。価格は9万7000円前後(下位モデル)から。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
大画面+高機能テレビ+音質のよさを訴求する液晶一体型「VALUESTAR N」、高性能デスクトップ「VALUESTAR L」
テレビチューナーを搭載する液晶一体型デスクトップPCは、21.5型/23型ともに「VALUESTAR N」シリーズに集約された。これまでVALUESTAR Wが担っていた23型サイズ+高性能テレビ機能+高品位スピーカーの仕様を引き継いだ大画面+高機能モデル「VN970/NS」「VN770/NS」、そして21.5型サイズのベーシックモデル「VN570/NS」「VN370/NS」「VN350/NS」の全5モデルで展開する。テレビは不要なのでより低価格にとするニーズに応え、テレビチューナーレスモデルもラインアップに加わっている。
23型の大画面モデルは、フォトフレームスタイルのデザインはそのままに、画面を垂直にできない/スイベルできないといったフォトフレームスタイルの弱点を解消した新機構のスタンドを採用し、使い勝手をより向上させた。また、Windowsの起動なしにテレビを起動できる「3波ぱっと観テレビ」と4番組同時視聴+録画が行える4チューナーを足した「3波5チューナー」の高機能テレビ機能も備えた。全5チューナー仕様ながら、アンテナケーブルは3波5チューナー分まとめて1本の接続でOK、B-CASカードも1枚で済ませられる仕様となっている。
ヤマハと共同開発した「YAMAHAスピーカーシステム」もより音質向上を目指す刷新が行われた。これまでフルレンジユニットのみだったFR-PORT方式をベースに、低音再現のためのウーファーも1ユニットに内蔵し、再生周波数帯域を100〜2万Hzに拡張(これまでは120〜2万Hz)。また、フルレンジユニットにはPC内蔵としては初とする「磁性流体ドライバー」(磁性を帯びた流体で駆動する仕組みのもの)を用い、低歪みと低振動性を実現。これら工夫により、従来モデルよりさらにクリアな音質を再現できるようになったという。
21.5型サイズのベーシックモデルは、従来モデルと同じフォトフレームデザインを踏襲。上位は3波ダブルチューナー、下位はテレビチューナーレスの構成となる。VALUESTAR Nシリーズの発売時想定価格は、最上位モデルが23万円前後、テレビチューナーレスの低廉モデルは13万5000円前後の見込みだ。
セパレートデスクトップPC「VALUESTAR L」シリーズは、いち早く第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用した2013年夏モデルの基本仕様を引き継ぎつつ、OSをWindows 8.1に、下位モデルも第4世代Coreの構成に切り替え、パフォーマンス向上を果たした。主に、フルHD高解像度の写真・動画コンテンツの編集といった使い方のユーザーを中心に、PCにパフォーマンスと拡張性を望む層に向けて展開する。
上位モデルの主な仕様は、Core i7-4770、8Gバイトのメインメモリ、3TバイトのHDD、Blu-ray Discドライブなど。フルHD対応の23型ワイド液晶ディスプレイが付属する。価格は12万円前後(低廉モデル)〜22万5000円前後となる。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
店頭モデルにないカスタマイズも可能「Web直販モデル Gシリーズ」
NEC PCの直販サイト「NEC Direct」で販売するモデルは、店頭モデルにはないハイスペック構成、あるいは不要機能やソフトウェアを省いたシンプル/低価格志向の構成でオーダーできるカスタマイズメニューを用意する。
LaVie Zの直販モデル「LaVie G タイプZ」は、
- OSのエディション変更(Windows 8.1→Windows 8.1 Pro)
- CPUの選択(Core i7-4500U、Core i5-4200U)
- ストレージ容量の選択(256GバイトSSD、128GバイトSSD)
- Officeの有無、エディションの選択(なし、Home and Business 2013、Personal 2013)
- 外付けDVDスーパーマルチドライブの追加
- 長期保証メニュー(PC3年メーカー保証サービスパック/PC3年安心保証サービスパック)
などをカスタマイズできるほか、「USB-LAN変換アダプタ」「USB-VGA変換アダプタ」や「スペアACアダプタ」などの純正オプション、周辺機器も一緒に注文できる。
LaVie G タイプL/タイプSも、OSのエディション(Windows 8.1 Pro)、店頭モデルより高性能なCPU、16Gバイトの大容量メモリ、キャッシュ用SSD+大容量HDDのISRT構成(タイプS)、Officeの有無/エディションなどを選択可能。最小構成例価格は、タイプZが14万5000円前後から、タイプLが16万円前後から、タイプSが10万円前後から。
デスクトップタイプのVALUESTAR G タイプN(H)、タイプN、タイプLは、OSのエディション(Windows 8.1 Pro)、上位クアッドコアプロセッサ(Core i7-4800MQ)の搭載(タイプN(H)、タイプN)、最大16Gバイト(タイプN(H)、タイプN)/最大32Gバイト(タイプL)のメインメモリ増強、テレビチューナー数のカスタマイズ(タイプN(H)、タイプN)、802.11ac対応無線LANモジュールの搭載(タイプN(H))、大容量ストレージへの変更(タイプN:3TバイトHDD、タイプL:4TバイトHDD)、Officeの有無/エディションといったメニューを用意する。最小構成例価格はVALUESTAR G タイプN(H)が16万円前後から、タイプNが12万円前後から、タイプLが12万円前後から。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.