お値段1万円台から、NECよりエントリーAndroidタブレット──「LaVie Tab E TE307/TE510」:2013年タブレット秋冬モデル
NECより購入しやすい価格帯のAndroidタブレット新シリーズ「LaVie Tab E」が登場。1万円台の7型モデル、クアッドコアプロセッサ搭載の10.1型モデルを用意する。
NECパーソナルコンピュータは10月8日、OSにAndroidを採用したピュアタブレット「LaVie Tab E」シリーズ2モデルを発表。2013年10月上旬より順次発売する。
ラインアップは7型サイズのエントリーモデル「TE307」(2013年10月上旬発売予定)と10.1型サイズのホームモデル「TE510」(2013年11月1日発売予定)の2つ。価格はオープン、発売時実売価格はTE307が1万7800円前後、TE510が3万4800円前後と予想される。
1万円台としたエントリー7型タブレット「LaVie Tab E(TE307)」
TE307は、7型サイズの手ごろなボディにデュアルコアプロセッサ、1Gバイトメモリ、Android 4.1とするベーシック志向の構成。実売1万円台とする価格帯を特長とする。プロセッサはCortex-A9互換プロセッサであるデュアルコア MT8317(1.2GHz)、メインメモリは1Gバイト(LPDDR2)、ストレージは16Gバイトフラッシュ、ディスプレイは1024×600ドット表示で5点タッチパネル付きの7型ワイド液晶ディスプレイ(非IPS)とする仕様で、802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0、フロント30万画素カメラ、GPS/加速度センサー、ステレオスピーカー(ディスプレイ面)、microSDスロット(SDHC対応)、Micro USB×1、ヘッドフォン/マイク兼用端子などの機能を搭載する。
ディスプレイ面/正面に2つのスピーカーを配置し、ソフトウェア音質補正「ドルビーデジタルプラス」とともに、十分な音量で快適に音楽/動画再生を利用可能。搭載するUSBポートはOTG(USB On-The-Go)をサポートし、外部ストレージ(SDメモリーカードや外付けHDD)などを直接差して活用できる。
本体サイズは121(幅)×199(高さ)×10.7(厚さ)ミリ、重量は約350グラム。バッテリー動作時間はWeb表示時で約7時間、動画再生時で約6時間。3.7ボルト/3500mAh仕様のバッテリーを内蔵する。基本仕様はレノボ・ジャパン「IdeaPad A1000」と共通と想定される。
クアッドコアプロセッサ搭載10.1型タブレット「LaVie Tab E(TE510)」
TE510は、家庭内/家族での利用を想定した10.1型サイズのボディを採用する。クアッドコアのプロセッサ MT8125(1.2GHz)や32Gバイトの内蔵ストレージ、1280×800ドットで10点マルチタッチ対応のIPS液晶ディスプレイ、リアAFカメラ、Android 4.2など、TE307と比べ高性能/多機能志向の仕様とした。
無線通信機能は802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0、フロント30万画素/リア500万画素のAFカメラ、内蔵ステレオスピーカー/マイク、ヘッドフォン/マイク兼用端子、Micro USB×1、microSDスロット(SDXC対応)、Micro HDMI出力などを搭載する。
本体サイズは260(幅)×180(高さ)×8.6(厚さ)ミリ、重量は約560グラム。バッテリー動作時間はWeb表示時で約8時間、動画再生時で約6.5時間。3.7ボルト/6300mAh仕様のバッテリーを内蔵する。
LaVie Tab Eシリーズならでは特長として、PCとの連携やSkyDrive簡単アップロード機能を備える独自アプリ「コンテンツナビ for Android」、Office互換オフィススイート「KINGSOFT Office」、英会話文例アプリ「ゆびさし会話アメリカBASIC」、Wi-Fi簡単設定アプリ「らくらく無線スタートEX」、セキュリティソフトウェア「ウイルスバスターモバイル」、歌詞表示機能付き音楽再生アプリ「music.jp PLAY」、日本語入力システム「Simeji」などのアプリケーションをプリインストールする。
なお、NECはAndroidタブレットを独自開発の「LifeTouch」シリーズとして個人向けにも法人向けにも展開していたが、個人向け製品はAndroid機器もNEC レノボ・ジャパン グループのNECパーソナルコンピュータが担う方針に変更した。個人向けのLaVieブランドで展開するLaVie Tab Eシリーズは、NEC レノボ・ジャパン グループが共同で掲げる「PC+」戦略を担うシリーズの1つに位置付ける。部材共通化でコストを下げつつも各ブランドの強みを生かした製品展開を行うという。
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