アドビ、マルチデバイス出力に対応した統合オーサリングツール「Technical Communication Suite 5」を提供開始
アドビ システムズは、同社製の統合型オーサリングツール「Technical Communication Suite」の最新版を発表。電子書籍やモバイルアプリ向けフォーマット出力をワンクリックで行なうことが可能となっている。
アドビ システムズは1月15日、同社製の統合型オーサリングツール「Technical Communication Suite」の最新版「Technical Communication Suite 5」を発表、本日より提供を開始する。価格は22万4000円(アップグレード版は9万2000円から)。
Technical Communication Suiteは、XML/DITAコンテンツの作成などに対応した統合型のオーサリングツールで、従来版をベースとしつつ各コンポーネントを強化。DropBox共有機能やPDFによるレビューとオーサリングの同時実行のサポートなどの改良も盛り込まれている。
新機能としては、HTML5出力をワンクリックで行なえる“ワンクリックパブリッシング”機能を搭載。EPUB 3/KF8/MOBIなど計17種のフォーマットへの出力に対応しており、電子書籍やスマートフォン、タブレット端末向けのコンテンツ配信をスマートに行なうことが可能だ。対応OSはWindows XP(SP3)/7/8.1。
また、各機能の単体パッケージ最新版となる「FrameMaker 12」「RoboHelp 11」「FrameMaker XML Author 12」もあわせて提供が開始される。価格はFrameMaker 12/RoboHelp 11がともに13万1500円、FrameMaker XML Author 12が5万2500円だ。
関連記事
- Creative Cloudの予約もスタート:アドビ、「Creative Suite 6」日本語版を発表
アドビシステムズは「CS6」の日本語版を発表した。ユーザーの意見を参考にした新機能を多数追加し、HTML5/CSS3など新規格への対応も強化した。また、CS6のすべてのアプリケーションが利用できるクラウドサービス「Creative Cloud」の予約受付も開始する。 - アドビの「Digital Publishing Suite」は電子出版ソリューションの最右翼か
アドビシステムズは、2011年第2四半期にリリース予定の雑誌/カタログ向けコンテンツ制作ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」に関する説明会を開催した。電子出版が抱える課題を解決しようとする意欲的なソリューションに、国内の出版社も興味を示している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.