フロンティアファクトリー、「SLINGBOX 350」のHDMIコンバーターセットを発売
“どこでもテレビ”こと「SLINGBOX 350」をコンポーネント出力のないBDレコーダーなどでもフルHD解像度で活用できるセットが登場。春にはHDMIコンバーターの単体販売も予定している。
フロンティアファクトリーは3月14日、米Sling MediaのフルHD対応インターネット映像転送システム「SLINGBOX 350」に専用のHDMIコンバーターをセットにした「SLINGBOX 350 HDMIセット」を発表した。3月28日にオープンプライスで発売する。市場予想価格は2万7600円前後(税抜き)。あわせてSLINGBOX 350単体販売の市場想定価格は、4月1日から税別2万1800円に価格改定される(オープンプライス)。
SLINGBOX 350は、アナログのコンポーネント入力を使ってフルHD映像のリモート視聴を可能にするデバイス。ただし、現在のBDレコーダーなどはコンポーネント出力を装備していないケースが多いため、独自のHDMIコンバーターを開発してHDMI出力で使えるようにした。
HDMIコンバーターは、背面にHDMI入力とコンポーネント出力、HDMI出力を備えたインタフェースボックス。SLINGBOX 350にはコンポーネント出力で接続し、HDMI出力で宅内のテレビなどをつなげるため、BDレコーダー側のHDMI出力が1系統しかなくても利用できる。「現在販売中のレコーダーの90%以上で接続が可能になる。これまでコンポジットビデオ入力(SD解像度)で接続していたユーザーも、フルHDで“どこでもテレビ”を活用できる」(同社)。
HDMIコンバーターのサイズは、87(幅)×16.5(高さ)×64.5(奥行き)ミリ。重量は約80グラム。接続に必要なHDMIケーブル、コンポーネントケーブル、電源用のUSBケーブルが同梱(どうこん)されているため、レコーダーとテレビの間に挟むだけで設置は完了する。
なお、フロンティアファクトリーでは、HDMIコンバーターの単体販売も計画中。2014年春以降にSLINGBOXの公式サイト限定で発売する予定だ。詳細は同サイトで告知するという。
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