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「UPS」を正しく選ぶコツ――容量の計算方法は? 給電方式とは?SOHO/中小企業に効く「UPS」の選び方(第2回)(3/3 ページ)

「無停電電源装置(UPS)」の基礎知識から、機器に合った製品選びまで、順序立てて解説する本連載。第2回は、UPSの選定で知っておくべき、容量の計算方法や給電方法の違いを紹介する。

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「UPS連動機能」の対応にも要注意

バッファロー製NASにおける「UPS連携機能」の設定画面。USBケーブルで接続することで、電源異常時に自動シャットダウンするなどの機能が使える

 ところで、UPSの選び方でもう1つ気を付けなくてはいけないのが、接続する機器が「UPS連動機能」を持っている場合、この機能に対応する製品としない製品があることだ。

 例えばNASの中には、UPSと連動して自動的にシャットダウンする機能を備えた製品があるが、これは動作確認がきちんととれた製品でしか使えない。

 こうしたケースでは、消費電力などの条件が合致していても、UPS連動機能については利用できないことになる。連動機能が使えなくても停電中に電力は供給できるので、UPS本来の機能が使えないわけではないのだが、せっかくインテリジェントな機能を備えているだけにもったいない。

 特にNASについては、前述のツールで適合するUPSが見つかったら、UPS連携機能がきちんと動作するかどうか、NASメーカーのサイトで対応情報をチェックするとよいだろう。機器によっては、追加で接続ケーブルを用意しなくてはいけない場合もあるので、あらかじめ確認しておいたほうが後で慌てずに済む。


 次回は、具体的なオフィスの環境を挙げ、今回紹介した計算ツールでUPSを選定する手順を紹介しよう。

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