ニュース
NVIDIA、Anroid向け初64ビットARM「Tegra K1」を「Android L」向けに開発中
NVIDIAは「Tegra K1」の64ビット版を「Android L」向けに開発しており、64ビットTegra K1搭載Android端末が年内に登場すると発表した。
米NVIDIAは8月11日(現地時間)、64ビット版の「Tegra K1」、“Denver”の詳細を発表した。今秋リリース予定の米Googleの次期OS「Android L(コードネーム)」をサポートする。
CPUはARMv8ベースの「Project Denver」で、Android向けの初のARMプロセッサになる。1月のInternational CESで発表した32ビット版(2.3GHz)とピンコンパチブルで、7-way Superscalarを実装し、1次キャッシュメモリは128Kバイト+64Kバイト内蔵、動作クロックは2.5GHzだ。
ARMベースのアプリを最適化する「Dynamic Code Optimization」、7-way Superscalar、そして省電力化により、Denverの性能はPCクラスのCPUに匹敵するという。
Googleが「Google I/O」で発表した「Android L」は64-bit ABIsもサポートし、Javaで作成されたアプリは、特別な変更をすることなく64ビットアーキテクチャで動作する。NVIDIAは、年内に64ビットTegra K1搭載のAndroid端末が登場するとしている。
関連記事
- 初のTegra K1搭載Chromebook、Acerが280ドルで発売
NVIDIAのモバイル向けSoC「Tegra K1」を搭載する初のChromebookをAcerが発売する。13インチで価格は279.99ドルから。 - Android OSの次期バージョンは「L」――新たな“マテリアルデザイン”を採用
新OSは64-bit ABIsもサポートし、Javaで作成されたアプリは、特別な変更をすることなく64ビットアーキテクチャで動作する。 - Google、Tegra K1搭載のProject Tangoタブレットを年内に1024ドルで提供開始
Googleの野心的な3D空間認識端末プロジェクト「Project Tango」の7インチタブレットが年内に開発者向けに発売になる。NVIDIAのKeplerコアSoC「Tegra K1」を搭載し価格は1024ドルだ。 - NVIDIA、“Kepler”コアを実装する「Tegra K1」の実力を誇示
NVIDIAが発表した最新のモバイルプロセッサの性能について、CEOのジェンスン・ファン氏は、Xbox 360やPlayStation 3、そして、A7との相対比較で力説する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.