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HPが「日本向け堅牢モバイルノート」や「3Dスキャン対応の新提案PC」をシンガポールで披露:独自のデザイン哲学を製品に反映(1/4 ページ)
HPがシンガポールに構えるグラフィックス事業の研究開発拠点にて、同社のデザイン哲学と、それに基づく最新のPCやプリンタが披露された。現地リポートをお届けする。
米Hewlett-Packard(HP)は6月8日、シンガポールにてアジア太平洋地域および日本のメディア関係者向け説明会「HP PPS(Printing Personal Systems)Innovation Day」を開催した。ここで紹介された同社のデザインに対するこだわり、PCやプリンタの最新製品についてリポートする。
HPが日本市場のために開発した12.5型モバイルノートPC「HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition」。マグネシウムリチウム合金と再生可能カーボンファイバーを配合した素材を利用し、重量約1キロを実現した。ミリタリーグレード(MIL-STD-810Gテストをクリア)の堅牢性も確保する。Core Mプロセッサや高精細の液晶ディスプレイなど、トレンドのスペックも採り入れた
クリエイター向けに新提案を行うオールインワンPC「Sprout by HP」。タッチパネル搭載の23型フルHD液晶ディスプレイと静電容量式タッチマット(20点マルチタッチ)によるデュアルスクリーン、HP DLPプロジェクターとIntel RealSense 3Dカメラを含めた4つのカメラで構成された「The Sprout Illuminator」が備わっており、3Dスキャン機能や取り込んだデータの直感的な編集機能も持つ
独自のデザイン哲学から生まれた2in1/ノートPC最新モデル
オープニングセッションに登壇したニック・ラザリディス氏は、PC製品、プリンタ製品におけるデザインの重要性に言及し、同社のデザイン哲学に基づいて開発した2015年の新製品を紹介した。
同氏は、デザインにおける4つの重要ポイントとして、タッチ&フィールを含む良質なエクスペリエンス、ユーザーに対する理解(どのように使うのか)、素材(耐久性、美観)、シンプルな使い勝手を挙げている。
それらのポイントにこだわって製品化した2015年のPC新モデルとしては、360度回転ディスプレイが備わった「HP Spectre x360」(日本で発売未定)や、日本向けの特別な製品という堅牢モバイルノートPC「HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition」(日本で販売中)を紹介した。
展示されていたHP Spectre x360。CPUはCore i5-5200U(2.2GHz/最大2.7GHz)を搭載する。360度回転式の13.3型ワイド液晶ディスプレイを装備し、重量は約1.48キロ、公称バッテリー駆動時間は12.5時間だ
日本市場のために開発したという「HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition」。マグネシウムリチウム合金と再生可能カーボンファイバーを配合した素材を利用し、重量約1キロを実現した
HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Editionの展示機。Core M-5Y71(1.2GHz/最大2.9GHz)や8Gバイトメモリ、256GバイトSSD、12.5型2560×1440ピクセル表示の液晶ディスプレイを備える
軽量で端子類も一通り備えつつ、ミリタリーグレード(MIL-STD-810Gテストをクリア)の堅牢性も確保。説明担当者はわざと乱暴に扱ってみせ、堅牢性の高さをアピールした。写真のように、一見剛性が弱そうな液晶ディスプレイの端を握って揺らしてみても問題ない
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