HPが「日本向け堅牢モバイルノート」や「3Dスキャン対応の新提案PC」をシンガポールで披露:独自のデザイン哲学を製品に反映(2/4 ページ)
HPがシンガポールに構えるグラフィックス事業の研究開発拠点にて、同社のデザイン哲学と、それに基づく最新のPCやプリンタが披露された。現地リポートをお届けする。
プリンタ製品でもデザインを追求
ラザリディス氏はプリンタ事業について、ラージフォーマットのインクジェットプリント技術「Page Wide Technology」の革新性に言及。さらにオフィス向けプリンタ「LaserJet」シリーズの2015年モデルでは、新たに導入したプリント技術の「JetIntelligence」により、大幅な高速化と省エネ化、さらに1カートリッジあたりの印刷枚数を増やしていることなどをアピールした。
同氏は、プリンタ製品についても、デザインの重要性に触れ、同社のデザイナーをパリなどのファッションショーに送り込み、最新のデザイン、スタイルからのインスピレーションを得てもらうよう計らうなど、デザインに関して積極的な取り組みを行なっていることを紹介した。
一方で、ユーザーとのコミュニケーションを重ねてユーザーを理解することの必要性も強調しており、単に見た目をモダンにすればいいというものではなく、ユーザーのニーズを的確に把握したうえで、機能的にもよりよいものを追求していくことが理想だと考えているようだ。
LaserJetシリーズにおける、5〜10年というオフィス機器のライフサイクルを想定してシンプルでタイムレスな(流行に左右されない)デザインでありながら、タッチポイント(操作する部分)のみをグレーでアクセントを置いたデザインなどは、その考え方に忠実に基づいたものと言える。
同氏は今後もデザインの追求を続けていきたいとしつつ、デザインだけではなく、エンジニアリングだけでもなく、ユーザーが満足するすべて要素を取り込んだプロダクトを提供していきたいと語った。
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