13.3型“世界最小”ノート「XPS 13」でモバイルワークを快適化してみた:カフェで重宝する1台(2/2 ページ)
スマホやタブレットが普及した今でも、しっかり文章を書きたいならクラムシェルノートPCが最適だ。特に持ち歩くならば、キーボードが打ちやすく、しかもフットプリントが小さい製品に注目したい。
カフェで使って分かったXPS 13のモバイルワーク適性
外観のチェックが済んだところで、早速XPS 13を持ち出して外出先のカフェで使ってみた。やはり実感するのはフットプリントの小ささだ。カフェによくある小さな丸テーブルでも、ノートPCとトレイを縦に並べれば余裕で収まる。トレイも横向きにして横に並べると少しはみ出すものの、Webを見ながらパイを食べるくらいなら余裕だった。
また、キーボードの意外なよさにも気付く。11型クラス並のフットプリントでありながら、キーピッチは主要キーで約19ミリを確保しており、窮屈さがない。キーボード下の剛性が高いため、たわむようなことはないし、スイッチの感触も反発が少なく、浅めのキーストローク(1.3ミリ程度)に慣れさえすれば、長文を入力しても疲れない。
何よりタイプ音が静かだ。店内が静かな場合、すぐ隣にいる方には入力音が聞こえてしまうかもしれないが、それ以外ならばまず聞こえそうもない。これなら、ノートPCを店内でいじっていてうるさくないだろうか、と心配せずに済む。
モバイルワーカーとしては、できるだけ存在感を感じさせず、できるだけ他の客に迷惑をかけないよう静かに居続けることが理想だ。XPS 13は奥行きが短いので、開いたトップカバーが必要以上に存在感を主張することがないし、入力に集中できるしっかりとしたクオリティのキーボードを備えつつ、タイプ音も静かだ。モバイルワークの適性が非常に高いモバイルノートPCと言える。
次回はまた別の場所に持ち出して、液晶ディスプレイの印象やバッテリー駆動時間などをチェックしたいと思う。
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