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フラッグシップ機の売りはモノクロ写真!?――エプソンのカラリオ新モデル発表会きれい、カンタン、ちいさい(2/2 ページ)

ブランド制定から40周年を迎えたエプソンが「カラリオ」の新ラインアップを発表した。新インクの採用により、フラッグシップ機の売りはモノクロ写真印刷だという。PCいらずの年賀状プリンタもフルモデルチェンジで使い勝手が向上した。

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4つのアプリをバージョンアップして、スマートデバイスとの連携強化

 今回発表された新モデルはすべてNFCに対応する。スマートデバイスと連携するアプリ群もアップデートされ、アプリのアイコンデザインやユーザーインタフェースの刷新、「オートフォトファイン!EX」への対応、3D写真の作成、CSVファイルやスマートデバイス上に保存された連絡先の読み込みなど多彩な機能に対応する。

カラリオ新モデル
ネットワークの接続状況がUI上でより分かりやすく改善した
カラリオ新モデルカラリオ新モデル アプリの変更点(写真=左)。新デザインを採用するアプリのUI(写真=右)
カラリオ新モデルカラリオ新モデル 写真の一部分を立体的に表現できる(写真=左)。CSVファイルやスマートデバイス上の連絡先から住所登録に対応する(写真=右)

「カラリオ」ブランドも20周年を迎える

 発表会後半には、エプソン販売 取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏がブランド制定20周年を迎えたカラリオブランドのこれまでとこれからを説明した。

カラリオ新モデル
カラリオブランドの歩み

 21年目を迎えるカラリオの提供価値として掲げるのが「きれい、カンタン、ちいさい」の3つだ。今回、PCレスでこだわりのモノクロ写真印刷に対応したフラッグシップ機「EP-10VA」は、プロと一般家庭の中間に位置する「ハイアマ、写真こだわり層」をカバーする。全国の量販店で広く扱うことによって、より多くの人に高画質を提供していくという。

カラリオ新モデルカラリオ新モデル ハイアマ、写真こだわり層を広くカバーする(写真=左)。全国2500店舗でフラッグシップモデルの「EP-10VA」を取り扱う(写真=右)
カラリオ新モデルカラリオ新モデル 4年前以前にプリンタを購入したユーザーが、新モデルを購入すると小型を実感するという(写真=左)。カラリオシリーズはサイズにおいて高い満足度を獲得している(写真=右)

 鈴村氏によれば、カラリオシリーズは商品購入時に重視される「サイズ」で満足度90%を獲得しており、今後も引き続きコンパクトを追求していくという。2015年の年末目標シェアはインクジェットプリンタ全体で50%以上、キーボード付きプリンタが70%以上、ハイアマ向けA3以上プリンタが80%以上のシェア獲得を目指す。

カラリオ新モデル
2015年カテゴリー別の販売目標シェア。ハイアマ向けプリンタでは80%以上のシェアを狙う
カラリオ新モデル
エプソンのカラリオプリンタといえば、年末は女性タレントのTVCMが流れるのがお決まりだったが、今回は女性タレントの起用を予定していないという
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