低価格2in1デバイスは、10.1型と8.9型のどちらが買いか?:Cherry Trail搭載タブレット(2/3 ページ)
Cherry Trail世代のSoCを搭載した新「mouse」ブランドの低価格Windowsタブレット「MT-WN1001」と「WN892」を徹底レビュー。サイズの違いで何が変わる?
カバーキーボードが標準で付属
10.1型モデル、8.9型モデルとも、ボディカバーとキーボード、スタンドを兼ねるカバーキーボードが付属する。カバーはフェルトのようなソフトな素材でキーボードが固定されている。本体との接続は強力なマグネットでしっかりと固定でき、両側のガイドも適度な長さで、着脱はスムーズにできる。
本体裏面側にくる部分には溝があり、その溝にそって折ることでスタンドとして機能する。手前側に折っても奥側に折っても使えるが、水平に対する画面の角度はいずれも115度となる。
見た目には少々頼りないが、設置面が平面な場合はあえて画面を叩くように強くタッチしても(少し遊びはあるが)倒れることはないし、十分な安定感と感じる。ヒザの上など不安定な場所でも奥行きが確保できれば使える印象だ。なお、キーボード込みの重量は、10.1型モデルが928グラム、8.9型モデルが622グラムだ。
キーボード部分は、10.1型が6列、8.9型が5列で、配列は少しクセがある。特に8.9型はFnキーやFn+Shiftキーとの同時押しが必要なキーが多いうえ、PrintScreenキーなども省略されている。両者ともキーボードユニット自体の剛性はなかなかしっかりしている。ともにスイッチは若干反発が強めの印象だが、タッチ感は悪くない。
基本スペックはほぼ共通
基本スペックはストレージ以外は両者で共通だ。CPUにはAtom x5 Z8300(1.44GHz/最大1.84GHz)を採用している。Cherry Trailの開発コード名で知られ、4つのCPUコアとGPUコアに加えて、eMMCインタフェースやカメラインタフェースなどチップセットの機能も統合したタブレットに最適化したSoC(System On Chip)となっている。
開発コード名「Bay Trail-T」で呼ばれたAtom Z3000シリーズの後継にあたるSoCで、違いは、製造プロセスルールが22nmから14nmに進化したことと、GPUコア性能が強化されており、EU(Execution Unit)を12基装備することだ。
メモリ容量は2GB、データストレージはeMMCを採用しており、10.1型モデルは64GB、8.9型モデルは32GBを搭載している。Windows 10を利用するには32GBという容量は相当少ない。micro SDXCカードなどを積極的に利用してやりくりする必要がある点は注意したい。
通信機能はIEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、Bluetooth 4.0を標準で装備する。OSは32bit版Windows 10 Homeだ。Microsoft Office Mobileがプリインストールされ、Office 365サービス(1TBのOneDrive、毎月60分のSkype電話)の1年間ライセンスが標準で付属する。
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