タンブラーみたいな新感覚ミニPC「Diginnos DG-CANPC」を試す:円筒形でコンパクト(1/2 ページ)
バッテリーで駆動する水筒風PCが登場。ちょっと変わったPCが欲しい人に。
ココが「○」 |
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・タンブラーデザインの小型軽量ボディー |
・バッテリー駆動も可能 |
・通信機能、インタフェースは豊富 |
ココが「×」 |
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・ストレージ容量が少ない |
・動作音が大きめ |
インパクト抜群のシリンダーボディー
ドスパラが販売する「Diginnos DG-CANPC」は、ユニークな円筒型のフォルムを採用したWindows 10搭載のミニPCだ。500mLのペットボトルとほぼ同じ大きさのボディーに、開発コードネーム「Cherry Trail」で知られるAtom x7-z8700を中心とする基本システムを搭載している。プリインストールされるWindows 10のエディションの違いで2種類のモデルがあるが、今回は64bit版Windows 10 Homeモデルを入手した。性能や使い勝手をみていこう。
タンブラーサイズで容積は約0.6L
まずは最大の特徴であるボディを見ていこう。具体的なサイズは、直径約66mm、高さが約181mm、容積では約0.62Lとなる。500mLのペットボトル、タンブラーと同じようなサイズ感だ。
小さめの水筒のようでもあり、デザインも上部のカメラ部分がフタのようにも見える。ボディカラーは明るめのシルバーで、表面はきめ細かい乱反射加工がされている。外装の質感は悪くない。
実測重量は460gで、重さはペットボトル飲料(ミネラルウォーターのボトルで550g前後)よりも軽い。約6時間(公称値)駆動できるバッテリーも内蔵しているため、ACアダプターなしで携帯することも可能だ。
水筒のフタのように見えるボディ上部にはWebカメラを内蔵しており、上方向に角度を調整できる。その下方、ボディ中央部にはモノラルスピーカーを内蔵している。音圧は一般的なタブレットよりは少し大きい程度。エンターテイメント向けの要素を期待するなら別途外付けで用意したほうがよいだろう。
また、背面には端子類が並べられている。DC入力(ACアダプター)、ヘッドフォン/マイク兼用端子、HDMI出力、2基のUSB 3.0、microSDXCスロットという内容だ。
HDMI出力の側には内蔵マイクもあるが、公式ページには、設計上の都合により、内蔵マイクが冷却ファンの動作音を拾う仕様となっているとのことである。実際に試してみると、確かに小さく「サーッ」というノイズが入っていた。一時的に利用するだけならばそれほど気にならないとは思われるが、常用するなら対策が必要だろう。
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