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ランサムウェア「WannaCry」被害からデータを復旧できる対策ソフトを開発 無償で提供開始
アドバンスドテクノロジーは、ランサムウェア「WannaCry」用対策ソフトを開発。公共機関より随時無償配布を行っていく予定だ。
アドバンスドテクノロジーは6月12日、ランサムウェア「WannaCry」用対策ソフトの開発を発表した。
暗号化型ランサムウェア「WannaCry」(およびその亜種)に感染した場合でも、暗号の解除を行いデータ復旧を行うことが可能。現行の対策ソフトウェアでは実行OSが限定されたり、メモリ内から秘密鍵が消失した場合には復旧が行えないなどの制限があったが、今回開発されたソフトでは独自方式の暗号解除を行うことで「ほぼ全ての条件下において」データ復旧が可能となる、としている。
なお配布については無償で行われるが、サポート体制の限界からまずは公共性の高い公共機関から随時配布を実施する。また提供に当たってはウイルス作者への情報漏えいと対策を防ぐため、守秘義務契約締結の上での配布となっている。申し込みは同社Webサイトの問い合わせフォームから可能だ(受付開始時間は2017年6月13日9時30分より)。
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