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Arm、物理的な脅威からデバイスを保護できるIoTデバイス向け最新プロセッサ「Cortex-M35P」
英Armは、物理的攻撃への対策機能を実装したIoT向け最新プロセッサ「Cortex-M35P」を発表した。
英Armはこのほど、物理的攻撃への対策機能を実装したIoT向け最新プロセッサ「Cortex-M35P」を発表した。
チップの実装レベルでの脆弱性を悪用する“物理的攻撃”を想定した堅牢仕様のプロセッサで、耐改ざん性を重視した設計となっているのが特徴。ソフトウェアの改ざんを防止する「Arm TrustZone技術」なども導入、ISO 26262認証にも対応する。
なおプロセッサ名末尾の「P」は物理的な攻撃からの保護を設計に取り入れたセキュアIPであることを意味するもので、今後の製品にも同様の命名が行われるとしている。
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