Razer、ゲーマーのためのハイエンドスマホ「Razer Phone 2」を799ドルで発売へ
ゲームデバイスメーカーのRazerが、ゲームプレイを重視した新Androidスマートフォン「Razer Phone 2」を発表した。米国での販売価格は799ドル。ハイスペックだが、ゲームプレイのために切り欠きはなく、上下のベゼルはフロントスピーカーに占められている。
ゲームデバイスメーカーの米Razerは10月10日(現地時間)、Androidスマートフォン「Razer Phone 2」を発表した。北米と欧州の一部地域でで11日予約を開始する。米国での販売価格は799ドル(約9万円)。
2017年11月に発表した「Razer Phone」(699.99ドル)の後継モデルに当たる。先代より20〜30%性能アップしたという。
同社のミン-リャン・タンCEOは発表イベントで、スマートフォンとしても、ゲーム向けスマートフォンとしてもトップレベルの性能を目指したと語った。ゲーマーのために、流行の「切り欠き」や「ベゼルレス」にはしなかった。上下のベゼルはゲームプレイで横方向に端末を持った場合にはあった方が持ちやすいし、フロントステレオスピーカーによる迫力のサウンドはゲーム端末に欠かせないと主張する。
また、先代端末に対して最も多かったリクエストの1つ、防水にも対応した。防水レベルはIP67だ。
プロセッサはQualcommのSnapdragon 845、GPUはQualcommのAdreno 630、メモリは8GB、ストレージは64GB。ディスプレイは5.7型で、先代より画面の明るさが50%向上した。バッテリーは4000mAhで、Qualcomm Quick Charge対応の無線充電。つまり、背面はガラスで、色は黒のみだがガラスの仕上げが光沢のある滑らかな「Mirror」と滑りにくい「Satin」の2モデルある。
カメラは前面は800万画素、背面は1200万画素×2のデュアルで、ポートレートモードにも対応する。
先代同様、背面にはRazerのロゴがあり、光るようになっている。さらに、同社のノートPCのキーボードと同様に「Razer Chroma」対応なので虹色に変化する。カスタマイズすると、例えばFacebookからのプッシュ通知がくれば青く、Snapchatからであれば黄色く光るようにもできる。
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