Amazon Musicの体験を劇的に高めるEcho用サブウーファーを追加してみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は「Amazon Echo」で使えるサブウーファー「Echo Sub」を紹介する。
Amazon Musicのポテンシャルに驚かされるも賃貸家屋では要注意?
実際にAmazon Musicを再生をしてみると、本製品を設置した足元からベースやドラムを中心とした低音が響いてくる。Echoを単体で使っているときはもちろん、ペアで使っているときと比較しても、サウンドの迫力の差は桁違いだ。
重低音に特化したサブウーファーだけあって、これまでと同じ音量設定のまま音楽を再生していても、本製品の重低音だけは壁を伝って隣室から聞こえるほどだ(建物にもよるが)。Echo単体で再生していたときは軽く聞こえたAmazon Musicのサウンドも、実はこれほどのポテンシャルがあったのかと驚かざるを得ない。
なお、前回のEchoペアでの利用では、うち1台を強制的にオフにすると手動で再設定しない限りペアへの復帰はできなかったが、今回のEcho Subではいったん電源をオフにしても、再度電源を入れれば復帰する。挙動を見る限り、Echo Subの電源がオフになったことをアプリ側が感知する場合もあれば、感知できない場合もあるようだ。
以上、Echo Subをざっと使ってみたが、Amazon Musicがライフスタイルにまで浸透している人にとっては、既存の再生環境を手軽に強化する製品としておすすめできる。税込1万5980円という価格は、スマートスピーカーと比べると割高に見えるが、ステレオ回りの機器としてはむしろ安い部類に入るし、何より既に利用中のEchoもしくはEcho Plusをムダにしなくて済む。
一方、気をつけたいのは前述したボディーの大きさに伴う設置場所の確保と、重低音がそこそこ響くことへの対策だ。建物の構造や材質などに左右されるが、一軒家はさすがに大丈夫としても、賃貸のマンションは壁を挟んで隣室、もしくは隣家に低音が響く可能性はある。なるべく隣家に接していない部屋で使うなど、一定の配慮は必要だろう。
また、現時点で対応するのはAmazon Musicのみで、Bluetooth接続など他の音楽再生の方法には対応しないことも頭に留めておきたい。これは前回紹介したペア利用の場合と同じ制限で、実質的に排他利用となる。これができればかなり幅広い用途に使えるようになるはずで、バージョンアップによる対応を望みたい。
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