Intelがデスクトップ用「第9世代Coreプロセッサ」を拡充 ”GPUなし”も登場:CES 2019
Intelのデスクトップ用「第9世代Coreプロセッサ」に、新たな仲間。“内蔵GPUなし”もラインアップした。ノートPC(モバイル)用は第2四半期までお預けだ。
Intelは1月7日(米国太平洋時間)、デスクトップPC用「第9世代Coreプロセッサ」のラインアップを拡充。1月初旬から6種類の新たな製品を出荷することを発表した。2019年第2四半期(4〜6月)には、今回の新製品を搭載するPCも登場する見通しだ。
ラインアップの概要
今回の発表では、追加ラインアップの具体的な発表はなかった。しかし、Intelの製品情報データベースには既に掲載されている。
掲載済みの製品情報によると、今回追加される製品は以下の通り。いずれも「Coffee Lake」と呼ばれる開発コードネームのものだ。
- Core i3-9350KF(4G〜4.6GHz:4コア4スレッド・GPUなし)
- Core i5-9400(2.9G〜4.1GHz:6コア6スレッド)
- Core i5-9400F(2.9G〜4.1GHz:6コア6スレッド・GPUなし)
- Core i5-9600KF(3.7G〜4.6GHz:6コア6スレッド・GPUなし)
- Core i7-9700KF(3.6G〜4.9GHz:8コア8スレッド・GPUなし)
- Core i9-9900KF(3.6〜5GHz:8コア16スレッド。GPUなし)
型番に「K」の付く製品は、従来通りオーバークロック対応品。一方、型番に「F」の付く製品は、GPUが未搭載(無効)となっており、「内蔵GPUは不要」という人にとっては良い選択肢になるかもしれない。ただし、F型番の製品は外部GPUがないと映像出力できないので注意しよう。
ノートPC向け第9世代は「第2四半期」
一方、ノートPC向けのCoreプロセッサは、現在の所「第8世代」で第9世代には移行していない。
しかし、Intelのグレゴリー・ブライアント上席副社長は「2019年第2四半期(4〜6月)にモバイル向けの第9世代Coreプロセッサを投入する」と明言。ノートPC用のCoreプロセッサも世代交代を迎えることを明らかにした。
発表会でのイメージ画像を見る限り、ノートPC用第9世代プロセッサは「Core i5」「Core i7」と「Core i9」を計画しているようだが、詳細が語られることはなかった。
(取材協力:Consumer Technology Association)
ニュース解説番組「NEWS TV」で記事をピックアップ
ITmedia NEWS編集部がYouTubeでお届けするライブ番組「ITmedia NEWS TV」で、この記事を取り上げています。ぜひ視聴・チャンネル登録をお願いします。
関連記事
- 第9世代Core X最強CPU「Core i9-9980XE」が登場 アキバの反応は?
Skylake-X Refreshこと第9世代Core Xシリーズのうち、未発売だった5モデルがまとめて店頭に並んだ。なかでも注目されているのは18コア・36スレッドの「Core i9-9980XE」だ。 - インテル、第9世代「Core i9-9900K」など発表 28コア56スレッドの怪物「Xeon W-2175X」も
i9ブランドのメインストリーム製品は初めて。ゲーミングやビデオ編集用途を強調する。 - インテルが第9世代Coreなど新CPUを解説 国内PCメーカーの未発表製品も展示
インテルが国内メディア向けに開催したTechnology Showcaseで、先日発表された第9世代CoreやCore Xなど新CPUを披露した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.