ヘキサコアCPUやRyzenノートPCも選べる富士通「WEB MART」の春モデル
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が、個人向けPCの春モデルを発表した。直販の「WEB MART」では新たに4シリーズ7モデルが投入され、一部のモデルを除いてすでに注文が可能だ。
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は2月12日、個人向けPCの春モデルを発表した。同社直販の「WEB MART」では、4シリーズ7モデルが新たに用意され、店頭販売モデルのカスタマイズも行える。全モデルでMicrosoftのOfficeスイートの有無を選択可能だ。一部のモデルを除き、すでに受注が始まっている。
- 富士通の春モデル記事一覧
【デスクトップPC】
6コア/12スレッドのCPUを搭載した液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」
【ノートPC】
CPUと「ふくまろ」の高速化を実現 15.6型ノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズ
【WEB MART(直販)】
ヘキサコアCPUやRyzenノートPCも選べる富士通「WEB MART」の春モデル
Ryzen Mobile搭載ノートPCも用意
WEB MART専用モデルとしては、マイクロタワーケースを採用したデスクトップPC「ESPRIMO WD-G/D1」と「ESPRIMO WD2/D1」、15.6型ノートブックPC「LIFEBOOK WAB/D1」、10.1型タブレットPC「arrows Tab WQ2/D1」が用意される。
CPUに6コア12スレッドで動作する第8世代Core(開発コード名:Coffee Lake)のCore i7-8700(3.2GHz、最大4.6GHz)を採用したESPRIMO WD-G/D1は、NVMe接続のSSDや最大32GBのメモリを搭載可能なデスクトップPCだ。新型のマイクロタワーケースを採用する他、グラフィックスカードにNVIDIAの最新GPUであるGeForce RTX 2080を搭載したカード長の短い“mini”タイプを備えるのが特徴だ。
また、コーエーテクモゲームスのシミュレーションゲーム「信長の野望・大志 with パワーアップキット」の推奨モデルとなっている。受注開始は3月13日からの予定だ。

ESPRIMO WD-G/D1に採用される、NVIDIA GeForce RTX 2080を搭載したグラフィックスカード。3基のDisplayPortと1基のHDMI、USB Type-C端子が用意される
ESPRIMO WD2/D1は、上位モデル(WD-G/D1)と同じCPUのCore i7-8700を筆頭に、2コア2スレッドのCeleron G4900(3.1GHz)までCPUを選べ、ストレージもSSDやHDDを選択できるなど豊富な選択肢が用意されたスリムデスクトップPCだ。
グラフィックスカードもCPU内蔵からNVIDIAのGeForce GTX 1050 TiやQuadro 620搭載モデルも選べるなど、CG作成やCADといった法人用途から家庭向けまで対応が可能だ。
ノートブックPCのWAB/D1は、CPUに4コア8スレッドで動くAMDのRyzen 7-2700U(2.2GHz、最大3.8GHz、GPUはRadeon RX Vega 10)か、4コア4スレッドのRyzen 3-2300U(2GHz、最大3.4GHz、GPUはRadeon Vega 6)を選べ、ライトな3Dゲームなども快適に動作するという。
15.6型の液晶ディスプレイは、1920×1080ピクセルか1366×768ピクセルの画面解像度から、メモリは8GBか4GBからの選択となる。
ノングレアで1920×1080ピクセル表示に対応した10.1型ディスプレイ搭載のタブレットWQ2/D1は、CPUが4コア4スレッドのCeleron N4100(1.1GHz、最大2.4GHz)か2コア2スレッドのCeleron N4000(1.1GHz、最大2.6GHz、開発コード名はいずれもGemini Lake)から選べるようになり、本モデルから6角形のスタイラスペンが標準で添付されるようになった。
アウトドアでも利用が可能な防水(IPX5/7/8)や防じん(IP5X)、防滴(IPX2)といった設計や、3タイプのキーボードから選べるのは従来モデルを継承している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
6コア/12スレッドのCPUを搭載した液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」が登場
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が、23.8型の液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」シリーズでモデルチェンジを実施した。上位モデルで6コア/12スレッドのCPUを搭載した他、最新版Officeスイートを採用している。CPUと「ふくまろ」の高速化を実現 15.6型ノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズがラインアップを一新
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が、15.6型A4ノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズのラインアップを一新した。CPUの高速化や最新版Officeスイートの採用がトピックだ。27型液晶一体型デスクトップ「FMV ESPRIMO FH」に2018年秋モデル 上位モデルは4K衛星放送対応
富士通クライアントコンピューティングの27型液晶一体型デスクトップに新モデルが登場。奥行きを減らして設置面積を減らした他、上位モデルはPCとしては初めてBS/110度CSを使った4K放送の視聴に対応した。13.3型モバイルノートPC「FMV LIFEBOOK UH」に2018年秋モデル 約698gで世界最軽量記録を自ら更新
富士通クライアントコンピューティングの13.3型モバイルノートPCに2018年秋モデルが登場する。基板設計を見直し、最軽量構成では自社の持つ世界最軽量記録を更新する“約698g”を実現した。Lenovoグループに入った後も“独自路線”――富士通PC事業の「現在」「これから」
富士通のPC事業を担う「富士通クライアントコンピューティング」。2018年度第2四半期中にLenovoグループ入りする予定の同社だが、今まで培ってきた技術、製造拠点と顧客基盤をベースに“独自路線”を貫く方針だ。