CPUと「ふくまろ」の高速化を実現 15.6型ノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズがラインアップを一新
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が、15.6型A4ノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズのラインアップを一新した。CPUの高速化や最新版Officeスイートの採用がトピックだ。
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は2月12日、A4ノートPC「FMV LIFEBOOK AH」シリーズの春モデルを発表、2月14日から順次販売を開始する。
- 富士通の春モデル記事一覧
【デスクトップPC】
6コア/12スレッドのCPUを搭載した液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」
【ノートPC】
CPUと「ふくまろ」の高速化を実現 15.6型ノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズ
【WEB MART(直販)】
ヘキサコアCPUやRyzenノートPCも選べる富士通「WEB MART」の春モデル
15.6型の液晶ディスプレイを採用したFMV LIFEBOOK AHシリーズは全4モデルでラインアップが構成され、想定実売価格(いずれも税別)はAH77/D1が22万円台強、AH53/D1が20万円強、AH45/D1は17万円弱、AH42/D1は14万円強で、AH53およびAH42は4月25日からの提供となる見込み。
CPUの強化が中心のバージョンアップ
新モデルでの強化点は、上位3モデルのCPU高速化と、下位モデル(AH42)を除く3モデルでアプリケーション(Corel PaintShop Pro 2018とCyberLink PowerDirector 16)が変更されたことだ。また、Officeスイートは全モデルで最新のOffice Home & Business 2019となった。
具体的には、AH77/D1とAH53/D1において4コア8スレッドで動作するIntelの第8世代Coreプロセッサー(開発コード名:Kaby Lake Reflesh)が従来のCore i7-8550U(1.8GHz、最大4.0GHz)からWhiskey LakeのCore i7-8565U(1.8GHz、最大4.6GHz)となり、A45/D1は2コア4スレッドで動く第7世代Core i3-7020U(2.3GHz)から同Core i3-7100U(2.4GHz)に強化された。なお、下位モデルのAH42/D1は2コア2スレッドのCeleron 3865U(1.8GHz)のままだ。
また、AH77/D1は液晶ディスプレイ上部にある内蔵マイクが前モデルの2基から4基に倍増することで、集音効果をアップさせている。
音声パーソナルアシスタント「ふくまろ」では、返答の最適化で聞き取り開始までの時間を高速化(平均約2.9秒から約1.7秒)や、聞き取り後に話しかけ方のヒント表示(ラジオ聞かせて、今日の天気は?など)、アプリの起動サポート(Wordを開いて、フォルダを開いてなど)といった使いやすさの改善も行われた。
その他のスペックは従来モデルを継承しており、OSは64ビット版Windows 10 Home、8GBのメモリ(下位2モデルは4GB)、ストレージはAH77/D1が128GBのSSDと1TBのHDD(その他は1TB HDDのみ)で構成される。液晶ディスプレイの解像度は1920×1080ピクセル(AH42/D1のみ1366×768ピクセル)だ。
ボディーサイズは上位3モデルが361(幅)×244(奥行き)×27.1(厚さ)mm、AH42/D1が378(幅)×256(奥行き)×24.7〜26.4(厚さ)mmで、重量は4モデルとも約2.3kgとなっている
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