レイトレ非対応だけど本命のGPU? 「GeForce GTX 1660 Ti」が登場
2月22日にNVIDIAがTuringアーキテクチャを採用したミドルレンジ向けのGPU「GeForce GTX 1660 Ti」を発表。リアルタイムレイトレーシング機能などを省きつつ、実売で3万円台からという価格を実現した。
NVIDIAは2月22日(現地時間)、Turingアーキテクチャを採用したミドルレンジ向けのGPU「GeForce GTX 1660 Ti」を発表した。米国での想定小売り価格は279ドルからで、複数のメーカーから同GPUを搭載したグラフィックスカードがリリースされている。
上位シリーズのGeForce RTX 20と同様、整数演算と浮動小数点演算を同時に処理するTuringアーキテクチャーの特徴を備えながら、深層学習を高速化するTensorコアと、リアルタイムレイトレーシングを行うRTコアを省く(Deep Learning Super Sampling機能も非対応)ことで3万円台からという価格を実現した。
GeForce GTX 1660 Tiは新開発の「TU116」コアを採用。ダイサイズは284mm2、製造プロセスは12nm FFN、トランジスタ数は66億、CUDAコア数は1536基、テクスチャーユニットは96基、ROPユニットは48基で、専用のFP16演算器を搭載する。なお、ベースクロックは1500MHz、ブーストクロックは1770MHzでTDPは120Wとなっている。
また、同GPUに正式対応した最新の公式グラフィックスドライバ「GeForce 419.17 Driver」も公開された。新ゲームタイトルの「Anthem」と「DiRT Rally 2.0」に最適化したGame Readyドライバだが、8件の脆弱(ぜいじゃく)性を修正したセキュリティアップデートとなっている。
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