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「Mac mini」の買い替えに「iMac」を選んだ理由 新マシンで迎える令和ITはみ出しコラム

待ち望んでいた「Mac mini」の新モデルが2018年に出ましたが、スペックも価格も高くなったので、これなら「iMac」でいいかも……と思い切って買っちゃいました。

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 10連休、いかがお過ごしでしょうか。普段なかなかできない大掃除や衣替え、そして、PCの移行にもってこいですよね。

新しいMac miniを待ち望んでいたはずが……

 我が家では、ついにホストマシンを新しくしました。このコラムにも何度か登場した「Mac mini」(Mid 2011モデル)に引退してもらいました。レスポンスが遅くなっていた上に、ついにOSのアップデートで圏外(macOS High Sierra止まり)になってしまったので。

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我が家のMac mini

 移行先として選んだのは、3月に発売されたばかりの最新の「iMac」です。はい、最新のMac miniではなく、iMacです。

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ようこそ、iMac

 長年愛用してきたMac miniシリーズですが、最新の2018年モデルはストレージがSSDしか選べず、「Apple T2」セキュリティチップも搭載で8万9800円(税別、以下同)からと、2014年に出た前モデル(Late 2014)の5万2800円に比べて大きく値上がりしました。

 さらに、スペックが上がった最新Mac miniをこれまで接続してきた古くて解像度の低いディスプレイと接続したらもったいない、となるとディスプレイもそれなりなものに買い換えないとかわいそう……。結局、Mac miniとしては高くついてしまうので、思い切ってディスプレイ一体型のiMac(Retina 4Kディスプレイモデル)に移行することにしたわけです。

 ちなみに普段のメインマシンは、夫が「MacBook Air」、私は「Razer Blade Stealth」を使っています。ホストマシンは家族の写真やリッピングした音楽をまとめておいたり、年に1度「Adobe Illustrator」で年賀状を作ったり、私が記事を書くためにアプリを使ってみてスクリーンショットを撮ったりするだけなので、スペックを盛る必要はありません。

 それでも、いざ購入となったら、ついついメモリを16GBに、ストレージを1TB(でもFusion Drive)にしたくなり、21.5インチモデルでも17万5800円(税別)と結構なお値段になりました。

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iMacくんが我が家に到着

Mac mini(Mid 2011)からiMac Retina 4Kに乗り換え

 さて、移行作業です。

 Mac mini(Mid 2011)は何しろ古いので、ポートはUSB 2.0、FireWire 800ポート、ギガビットEthernet、Thunderboltです。懐かしい感じです。

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Mac mini(mid 2011)の背面

 一方、新しい21.5インチiMacのポートは、USB 3.0、Thnderbolt 3(USB Type-C)、ギガビットEthernetだけ。世代の断絶を感じます。

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iMacの背面

 共通するポートはギガビットEthernetだけ。まあでも、これで十分です。ケーブルはうちにあるので、このポートで直結してデータを移行できるな、と思いました。iMacを起動してからギガビットEthernetポート経由でMac miniと接続しました。ところが……。

 iMacを起動して、ふんふふん(鼻歌)と最初の設定をし、「Wi-Fiネットワークを選択」に進んでしまったのが、運の尽きだったのかもしれません。

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「Wi-Fiネットワークを選択」

 設定の流れで出てくる「このMacに情報を転送」で「Mac、Time Machineバックアップ、または起動ディスクから」を選んで「続ける」をクリックすると……。

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「このMacに情報を転送」

 Wi-Fi経由でしか転送元を探してくれないのです。すぐそばで物理的につながっているMac miniには知らん顔。同じWi-FiネットワークにいるMac mini(同一人物)しか出てきません。

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 後から考えれば、Wi-Fiルーターを切ってみるとか、もう少し試してみればよかったのかもしれませんが、ちょっと途方にくれました。

 仕方がないのでWi-Fi経由での転送を始めてみましたが、一晩たって見てみたら、4分の3くらい転送したところでエラーになっていました。350GBくらいなんですが。とほほ。

 気を取り直して、Time Machineバックアップ用に使っていたHDDからiMacに転送しようと思ったら、これも当時は最新だったFirewire 800の端子しかありません。

 というわけで、USB Type-C接続のHDDを買っちゃいました。4TBで1万5000円くらいだし、これからもバックアップ用に使えるし。

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転送のために買った4TBのHDD

 このHDDをまずMac miniのUSB 2.0ポートと変換ケーブルでつないでTime Machineのフルバックアップを取り、そのHDDを「転送元」としてUSB接続で移行アシスタントを使ってiMacに転送したところ、ようやく約2時間で転送完了しました。今までの苦労は何だったのか……。

 新しいiMacにはUSBポートがたくさんあるので、これまで使っていたApple純正のDVDドライブやスピーカー(Harman Kardon SOUNDSTICKS)、有線キーボードも接続。ディスプレイも大きくきれいになって満足です。

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