iMacが最大8コアのIntel第9世代Core+Vegaに刷新 21.5型4Kモデルは15万4224円から:iMac Proは256GBメモリも搭載可能に
Appleが新型iPad AirとiPad miniに続き、iMacの新モデルを発表した。CPUに最大8コアのIntel第9世代Coreを選べるようになるなど、性能強化が図られている。
Appleは3月19日、オールインワン型Mac「iMac」をアップデートした。日本のApple Storeでの直販価格はRetina 5Kの27型モデルが21万4704円(税込、以下同)〜、4K対応の21.5型モデルは15万4224円〜、フルHD対応の21.5型モデルが13万464円〜となっている。3月20日1時時点での出荷予定は3月27日だ。
5Kの27型は第9世代Coreプロセッサ搭載モデルも用意
5120×2880ピクセルの27型Retina 5K P3ディスプレイを採用した上位モデルは、iMacで初めてIntelの第9世代Coreプロセッサを搭載可能になった。ベースとなる3モデルが用意されており、直販では8コアのCore i9(3.6GHz、最大5GHz)と6コアのCore i5(3.7GHz、最大4.6GHz)、同じく6コアのCore i5(3.1GHz、最大4.3GHz)を選べる他、メモリは8GB〜64GB(DDR4 SO-DIMM×4)まで、ストレージはFusion Driveが1TB〜3TB、SSDは256GB〜2TBまで選択できる(モデルにより異なる)。
グラフィックスはAMDのRadeon Pro 570X(4GB GDDR5)かRadeon Pro 575X(4GB GDDR5)、またはRadeon Pro 580X(8GB GDDR5)かRadeon Pro Vega 48(8GB HBM2)を装備する。ちなみに、ハードウェアの構成を現時点で最高まで引き上げると63万8388円だった。
ボディーサイズは650(幅)×203(奥行き)×516(高さ)mm、重量は約9.42kgで、本体には、1080pのFaceTime HDカメラ、Thunderbolt 3×2、USB 3.0×4、SDXC対応カードスロット、ギガビットEthernetの有線LAN、IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LAN、Bluetooth 4.2、ステレオスピーカー、マイク、ヘッドフォン出力も搭載。プリインストールOSはmacOS Mojaveだ。
4Kの21.5型は第8世代Coreプロセッサを採用
4096×2304ピクセルのRetina 4K P3ディスプレイを搭載した21.5型モデルは、Intelの第8世代Coreプロセッサを採用する。ベースとなる2モデルがあり、6コアのCore i7(3.2GHz、最大4.6GHz)またはCore i5(3GHz、最大4.1GHz)、4コアのCore i3(3.6GHz)が用意される。
メモリは8GB〜32GB(DDR4)まで、ストレージは1TB HDDか1TB Fusion Drive、SSDは256GB〜1TBまで選べる。グラフィックスはAMDのRadeon Pro 555X(2GB GDDR5)かRadeon Pro 560X(4GB GDDR5)、またはRadeon Pro Vega 20(4GB HBM2)となっている(モデルにより異なる)。
ボディーサイズは528(幅)×175(奥行き)×450(高さ)mm、重量は約5.6kgで、インタフェースや搭載OSは27型と共通だ。
なお、1920×1080ピクセルの21.5型モデルは、デュアルコアのIntel第7世代Core i5(2.3GHz、最大3.6GHz)搭載で販売される。
フラッグシップのiMac Proはカスタムメニューの強化
一方、最上位モデルとなるiMac Proは、カスタマイズのメニューに256GBのECCメモリや、AMD Radeon Pro Vega 64X(16GB HBM2)のグラフィックスが追加された。それぞれ、追加金額は61万7760円、8万3160円で、ハードウェアのスペックを最大限にした時の価格は189万648円となる。
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