Surface Pro 6で暗い影を落とした夫婦関係を修復する方法:Dial回せば円満に?(1/3 ページ)
日本マイクロソフトの2in1 PCで人気の高い「Surface Pro 6」。実際にSurface Proを使っているユーザーにリサーチして、その悩みと解決方法を考えてみた。
前回の記事で紹介したように、日本マイクロソフトの2in1 PC「Surface Pro」シリーズは、ビジネスユーザーや学生ユーザーを中心に広まっていった。
- これまでの歩み
【第1回】Surface Laptop 2編
【第2回】Surface Pro 6 前編
【第3回】Surface Pro 6 後編 ※本記事
【第4回】Surface Go編
ビジネスユーザーでは、個人が自分で判断して購入したケースもあれば、法人がスタッフ用端末として一括導入するケースも多かった。実を言うと、私の家人もSurface Proユーザーだったりするが、それも勤めている会社が導入してスタッフに支給したものだ。
筆者:んで、使ってみてどうなの
家人:んー、とにもかくにも画面が小さくて不便
あー、なるほど。画面が小さいとは私も使ってみてそう思った。Surface Pro 6のディスプレイサイズは12.3型とモバイルノートPCとしてはやや小さいが、それでも10.4型や11型と比べたらでかい。そして、画面の解像度は2736×1824ピクセルとモバイルノートPCとしてはやたらに高い。
「え、そうなの? 全然そうは思えないんですけど」とは家人の言葉だが、その気持ちは分からないでもない。Surface Pro 6のディスプレイ設定の表示スケールは、工場出荷設定で推奨の「200%」になっている。この状態で使用した場合、例えばテキストエディタの「秀丸」でツールバーを上に表示し、ステータスバーを表示する設定でフォントを標準のMSゴシック12ポイント表示にしていると、表示できるのは60行までになる。
また、ChromeでPC USERのWebページを閲覧した場合、「TOP STORIES」の1段目タイトル1行目まで表示する。解像度が1920×1200ピクセルで表示スケールが100%設定のとき、同じ条件で秀丸が68行表示でき、PC USERのWebページでTOP STORIESで2段目のタイトル2行目まで表示可能なのと比べると、一覧できる情報量としては2736×1824ピクセルという解像度のメリットを享受できていない。
ただ、267ppiという高密度表示ができるおかげで、フォントが見やすい。実際問題として、表示スケールを150%にしても視認性としてはさほど問題はない。この状態なら秀丸は86行まで表示可能だ。
といった技を家人に伝授してみたが、「でもやっぱり、文字が小さくなるのは、いや」という。フォントサイズと表示できる情報量のトレードオフで、家人はフォントサイズを優先するらしい。なお、ここで「さてはあなた老眼進んでいるのね」なんて指摘してはならない。家人の選択に逆らわないのが長生きの秘けつだ。
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