液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq」に21.5型モデル登場 スタンド付属で約12万円(税込):ワコムの液タブの“ど真ん中”
ワコムのエントリー向け液晶タブレットに21.5型モデルが登場。先行して発売された15.6型モデルと同様に学生や絵描きを趣味とする人をメインターゲットに据え、15.6型モデルではオプションだったスタンドを付属して利便性を向上した。
ワコムは7月25日、21.5型液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq 22」を発売する。ワコムストア(直販)価格は11万8800円(税込)で、7月18日から予約販売を開始している。
Cintiq 22は、1月に発売された「Cintiq 16」と同様にエントリー層をターゲットとした製品。ディスプレイの解像度を落とすなど、一部のスペックを制限することで、ほぼ同じ画面サイズのハイエンドモデル「Cintiq Pro 24」(直販価格25万7040円から)よりも手頃な価格を実現している。
ディスプレイはフルHD(1920×1080ピクセル)のIPS液晶で、色域のカバー率(標準値)はNTSC基準で72%、sRGB基準で96%となっている。ペン入力は電磁誘導方式で、8192段階の筆圧検知に対応する(傾き検知は±60段階)。本体には「Wacom Pro Pen」1本と、標準芯3本付きと着脱式ペンホルダーも付属する。
センサーによる視差を緩和するための「ダイレクトボンディング」(※)はコストを抑えるため採用していないが、書き心地を向上する「AGフィルムディスプレイ」は取り入れている。
映像入力はHDMI端子、PCやMacとの接続はUSBケーブルで行う。
※ ディスプレイとセンサーを直接接着する工法
Cintiq 16では別売だったディスプレイスタンドだが、「画面が大型化した」(関係者)こともあり、Cintiq 22では標準で付属する。16度から82度までの範囲で傾きを付けられるもので、このスタンドの代わりにVESA規格のディスプレイアーム(100×100mm)を装着することもできる。
本体サイズは570(幅)×359(高さ)×40(奥行き)mmで、重量は5.6kg(いずれもスタンド部を除く)。ExpressKeyは付属しないが、別売の「ExpressKey Remote」に対応している。
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