新型「ZenBoook 14」はゲーミングPCの夢を見るか?:モバイルPCでどこまでゲームができる?(1/6 ページ)
ASUS JAPANの14型モバイルPC「ZenBook 14」がモデルチェンジし、CPUやGPUが強化された。新たなGPUの搭載により、モバイル環境でのゲーミング体験はどこまで変わるのだろうか。
ASUS JAPANから発売された14型ノートPC「ZenBook 14」(UX434FL)。前モデル(UX433FN)から狭額縁のベゼルや小型ボディーを引き継ぎつつ、タッチパッド部には新しい「ScreenPad 2.0」を採用している。これにより、テンキーとして使えるだけでなく、セカンドスクリーンとして動作するので、メイン画面で作業しているときにScreenPad 2.0にチャット画面を開いておいたり、音楽アプリを開いておいたりと、便利に使えるのがうれしい。
モバイルでどこまでゲームが楽しめる?
ざっくり言ってしまうと、このようなポイントが新型ZenBook 14の特徴なのだが、筆者的に注目したのはGPUだ。前モデルに搭載されていたGeForce MX150から、GeForce MX250へとワンランク上がったことで、「もしかしたら結構、ゲームが動くかも?」と思ったわけだ。
今ではゲーミングPCが普及してきており、PCゲームもさまざまなジャンルのソフトがあって、ハイエンドなゲーミングPCでないと満足した動作が期待できない超ヘビー級なタイトルから、本製品が搭載されている下位クラスのGeForceシリーズでも軽々と動作するタイトルまでいろいろある。となったら、ここはやっぱりテストするしかないでしょうというわけで、どの程度のレベルまで動作するのかを検証していく。
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狭額縁でスリムなボディーは健在
いきなりゲームの話をする前に、本機の進化点を押さえていこう。なお、新型ZenBook 14はCPUとストレージの容量で2モデルあり、さらに下位モデルではOffice Home and Business 2019の有無に分かれる。評価機は、オフィススイートを省いた最も安価な下位モデル(CPUがCore i5-8265U、SSD容量が512GB)だ。
ボディーは、前モデル(UX433FN)と同じ319(幅)×199(奥行き)で、厚さは1mm増えた16.9mmとなる。これなら持ち運んでの使用や、新幹線の中などでも邪魔にならないサイズ感だ。重量は約1.3kgとモバイルPCとしては重い方だが、持ち運びは苦にならない。なお本体色は前モデルの「ロイヤルブルー」「アイシクルシルバー」の2色展開から、ロイヤルブルー1色のみとなった。バッテリー駆動時間は約8.2時間となっている。
インタフェースは、左側面に電源ジャック、HDMI、USB 3.1 Gen2(Type-AとType-C)ポートが、右側面にはmicroSDカードスロット、USB 2.0、3.5mmヘッドフォン兼マイクポート、電源およびバッテリー表示LEDが配置されている。USB Type-CポートはUSB Power Deliveryに非対応(DisplayLink対応)だ。
次のページでは、液晶ディスプレイや入力面を見ていこう。
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