見た目で攻める12万円マザー「X570 AQUA」とNZXT製マザー「N7 Z390」が登場:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
ASRockのウルトラハイエンドマザーボード「X570 AQUA」が、予定通り9月28日に発売された。また、ケース等で有名なNZXT製のマザーボードも登場し、それぞれ店頭で目立っている。
先週のレポートでお伝えした通り、9月28日からASRock「X570 AQUA」の販売が始まっている。価格は12万円弱(8%税込み、以下同)。世界で999台限定生産のRyzen向けマザーボードで、複数のショップが実機を展示中だ。
“魅せる”マザーの時代――「N7 Z390」は白と黒の2色展開
高価な製品なので買い手が限定されるところではあるが、展示は概ね好評を得ている様子だ。TSUKUMO eX.は「憧れの対象といいますか、せっかくだから一度目にしたいという人はけっこう多いと思います」と話していた。
こういった店頭で見栄えをするマザーとして今後の展開を期待されているのが、NZXTから登場した「N7 Z390」だ。Intel Z390チップセット搭載のATXマザーで、コネクタ部を除く基板全体を覆うカバーとパックパネルの塗装により、複数のバリエーションを用意している。入荷が確認できたのはマットホワイトとマットブラックの2色で、価格はともに3万8000円弱だ。
PCケースや光モノパーツで人気のメーカーだが、マザーボードがアキバに出回るのは初めてと思われる(マザーとしてはN7 Z370があった)。パソコンSHOPアークは「NZXTのケースに入れて、光り方だけでなく塗装や質感も統一したいという人には魅力的なマザーだと思います」と評価する。
同社のサイトには、国内未発売ながら「N7 Z390 Vault Boy Cover」などのバリエーションもあり、外観によってマザーを選ぶ楽しさを提案する姿勢が伺える。TSUKUMO eX.は「Z370の頃から直輸入で取り入れている人もいますし、需要は確実にありますよね。PCを自作する楽しさが広がるのは大歓迎です」という。
期待値は高そうだ。
関連記事
- 駆け込みよりも処分特価に要注目のアキバ
10%への消費税増税前ラストの週末ながら、駆け込みの雰囲気は控えめなアキバの自作街。消費税よりも処分特価のほうが目立つというショップも。 - 12万円のRyzenマザー「X570 AQUA」が発売前から話題に
9月28日に発売を予定しているASRockのウルトラハイエンドマザーボード「X570 AQUA」の予約受付が一部ショップで始まった。すぐさま反響があり、新製品並に目立っている。 - Intelチップ搭載GbEカードが1000円切り――帰ってきた“プロレス福袋”も
オリオスペックは、Intel製チップを搭載したGbEカードのノーブランド品を大量入荷。1000円切りでLAN環境が整備できるチャンスだ。 - Windows 10、最近は自作でもリテール版Homeが主流
Windows 10のリテール版が5月の大型アップデートを適用し、パッケージも新たに登場した。最近は自作市場でもDSP版をしのぐ売れ方をしているという。最新のOSの売れ筋を探った。 - 2.5インチSSD入り“プロレス福袋”が特価販売中
東映無線73周年記念セールを実施中のテクノハウス東映が、3連休限定で2.5インチSSDなどをセットにした福袋を売り出している。また、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は激レアグラフィックスカードの特価販売を実施中だ。 - 「5→8%のときと比べると、ね」――自作街に吹く消費増税前の風は控えめ?
消費税増税開始まで1カ月を切ったが、自作街では2014年春のような激しい駆け込み需要は今のところ起きていない様子だ。そこにはWindows XP騒動の反省が生きている……? - Ryzen 9 3900Xの在庫が復活して迎えた週末――3950Xの登場を目前に控えたアキバの今
販売開始から枯渇に近い状況が続いている現行Ryzenの最上位「Ryzen 9 3900X」が、今週半ば複数ショップに再入荷した。潤沢とはいかないものの、週末まで在庫を残す店が多い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.