「Made by Google '19」直前予想まとめ 「Pixel 4」だけじゃない見どころ:ITはみ出しコラム(1/2 ページ)
10月15日に米Googleのハードウェア発表イベント「Made by Google '19」が開催されます。既に新スマホが「Pixel 4」になることは確定していますが、それ以外に発表されそうな新モデルも含め、これまでのリーク情報やうわさをまとめます。
秋のハードウェア発表イベントラッシュも、米Googleが10月15日(現地時間)にニューヨークで開催する「Made by Google '19」で一段落。日本時間では15日の午後11時から、公式YouTubeチャンネルでライブストリーミングされる予定です。
Googleは既に、次期Pixelスマートフォンが「Pixel 4」「Pixel 4 XL」になることと、それをMade by Googleで発表することを隠していませんが、このイベントでは例年、Pixelスマホ以外にもいろいろ発表されています。
昨年の「Made by Google 2018」では、スマートフォンの「Pixel 3」と「Pixel 3 XL」とその充電スタンド「Pixel Stand」、スマートディスプレイの「Google Home Hub」、タブレット「Pixel Slate」が発表されました。
今年は何が出てくるのでしょう? 今までのリーク情報やうわさをまとめます。
「Pixel 4」と「Picel 4 XL」について分かっていること
Google自身がいろいろリークしているので、見た目についてはもうおなじみかもしれません。
色は、Pixel 3の「Not Pink」がなくなるようで残念です。その代わりの新色は「Oh So Orange」(まぁ! とってもオレンジ)。白と黒とオレンジの3色展開になりそうです。「Maybe Pink」「Sky Blue」「Slightly Green」「Really Yellow」もある、といううわさも漂っていますが、これは可能性は低い気がします。
スペックとしては今のところ、以下のような情報が定着しています。サイズと重さは不明です。
「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」の主な仕様 | ||
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機種名 | Pixel 4 | Pixel 4 XL |
OS | Android 10 | |
ディスプレイ | 5.7型フルHD+有機EL | 6.3型フルHD+有機EL |
解像度 | ? | 3040×1440ピクセル |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 855+Pixel Neural Core | |
メインメモリ | 6GB | |
ストレージ | 64GB、128GB | |
バッテリー容量 | 2800mAh | 3700mAh |
アウトカメラ | 1200万画素のメイン+1600万画素の望遠のデュアル | |
インカメラ | 800万画素 | |
ボディーカラー | Clearly White(白)、Just Black(黒)、Oh So Orange(オレンジ) |
アウトカメラをたくさんくっつけるのがはやっていますが、Googleも、ようやくデュアルカメラにするようです。台湾HTCから合流したPixelチームは伝統的に、写真はアプリ側で美しくする方針なので、他社よりカメラの数は少なくても、今回もかなりすごい写真が撮影できるようにしてくれるでしょう。
「iPhone 11のナイトモードがPixel 3よりすごい」と言われていますが、Pixel 3は1年前のデバイスなのです。Pixel 4ではもっとよくなるでしょう(サンプル画像が米9TO5Googleで公開されています)。
Pixel 4の一番目新しいところはトップベゼルに向かって手をひらひらさせたりすることで操作する「モーションセンス」ですが、38カ国で使えるのに、残念ながら日本(とニュージーランドとインドとオーストラリア)では使えないそうです。
Pixel 3ユーザーとしては、背面の指紋認証がなくなるのがさみしいです。持ち上げながら起動できて便利だったのですが。でも、慣れれば顔認証でも不便は感じなくなるでしょう。
あと、5G対応モデルも発表されそうです。iPhoneより先に発売かもといううわさです。
日本でも発売されることはほぼ確実なので、後は発売日(発表当日といううわさ)と、販売価格(高そう)を待つばかり。消費税アップ前に発売してほしかったですね。
Pixelbookの2代目は「2」ではなく「Pixelbook Go」
「Pixelbook」は日本で売っていませんが、2017年10月に発表された「Chrome OS」搭載のGoogleオリジナルChromebookです(名前にPixelがついてますが、OSはAndroidじゃないのです)。Chromebookでここまでできるよ、と世に知らしめるためのモデルなので、高スペックで割と高価格です。
これもまぎらわしいですが、新モデルは「Go」がつくからといって、「Android Go」のような簡易版ではありません。恐らくMicrosoftの「Surface Go」と同じ、“持ち歩ける”という意味の「Go」です。
9TO5Googleによると、13.3型タッチスクリーン(4K)で、プロセッサはIntel Core m3・i5・i7、メモリは8・16GB、ストレージは64・128・256GBと、やはりChromebookとしてはハイスペックです。ビデオチャット用の200万画素カメラ、キーボードの両サイドのステレオスピーカー、Titan Cチップなども搭載。USB Type-Cポート×2と3.5mmオーディオポートも付いてます。
9TO5Googleによるリーク端末の紹介動作は、ロゴなどが付いていないプロトタイプですが、ほぼホンモノと見てよさそうです。
Not Pinkっぽいカラーの端末の底面がOh So Orangeっぽいオレンジなのが斬新。しかも波形スレート状です。廃熱効果があるんでしょうか。
ちなみに、昨年発表されたChrome OS搭載タブレット「Pixel Slate」の後継モデルは出ないはずです。Googleが「Chrome OS搭載のオリジナルタブレットはもう作らない」と言ったので。
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