売れ筋の15.6型ノートPC 「dynabook T」に“ちょっと大きい”16.1型登場
DynabookのA4スタンダードノートPCに2019年冬モデルが登場。「より大画面でコンテンツを楽しみたい」というニーズに応え、上位モデルではディスプレイサイズを16.1型に大型化した。
Dynabookは11月6日、個人向けA4スタンダードノートPC「dynabook Tシリーズ」の新機種を発表した。従来の15.6型モデルに加え、画面を少しだけ大きくした16.1型モデルも取りそろえる。想定販売価格は15.1型モデルが12万円台半ばから、16.1型モデルが20万円前後からで、15.6型モデルは11月15日、16.1型モデルは12月中旬の発売を予定している。
(記事中の価格は税別)
dynabook T4/T5(15.6型)
「dynabook T4」と「dynabook T5」は、グレア(光沢)加工のある15.6型フルHD(1920×1080ピクセル)液晶を備えるモデル。従来のデザイン路線を踏襲しつつ、タッチパッド回りの丈夫さを向上しているという。想定販売価格は、T4が12万円台半ば、T5が16万円台半ばとなる。
CPUはT4がCeleron 4205U(1.8GHz、2コア2スレッド)、T5がCore i5-8265U(1.6G〜3.9GHz、4コア8スレッド)を搭載する。メインメモリはT4が4GB(DDR4-2133 SODIMM)、T5が8GB(DDR4-2400 SODIMM)を初期実装しており、増設・換装することで最大16GBまで拡張できる。ストレージは1TBのHDDで、DVDスーパーマルチドライブも搭載している。
内蔵のステレオスピーカーはオンキヨーとの共同開発で、「DTS Audio Processing」と組み合わせることで「Dynamic Wide Sound」を構成している。キーボードはテンキー付きの日本語配列で、キートップの形状を工夫したことで快適な入力を実現しているという。
インタフェース類は、左側面に電源入力、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-C端子、USB 3.0 Type-A端子を、右側面にイヤフォン/マイクコンボ端子、USB 3.0 Type-C端子×2、Ethernet(有線LAN)端子を備えている。
USB 3.0 Type-C端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。USB PD入力は、仕様上は7.5Wから受け付けるようになっているという。
OSはWindows 10 Home(64bit版)で、Microsoft Office Home & Business 2019のライセンスも付属する。ボディーカラーは、T4がリュクスホワイト、サテンゴールド、スタイリッシュブルー、フォーマルロゼの4つ、T5がサテンゴールドとスタイリッシュブルーの2つを用意している。ボディーサイズは約379.0(幅)×256.5(奥行)×23.7(高さ)mmで、重量は約2.4kgだ。
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0基準)は約9時間で、付属のACアダプターを利用すると「お急ぎ30分チャージ」も可能だ。
dynabook T8/T9(16.1型)
「dynabook T8」と「dynabook T9」はT4/T5の設計をベースとしつつ、ヒンジの強化や狭額縁化を図ることで、16.1型フルHD液晶を搭載したモデル。「照明が映り込むのを何とかしてほしい」(関係者)というユーザーのフィードバックを踏まえて、液晶はノングレア(非光沢)としている。想定販売価格は、T8が20万円前後、T9が21万円台半ばとなる。
CPUはCore i7-8565U(1.8G〜4.6GHz、4コア8スレッド)で、メインメモリはT8が8GB(DDR4-2400 SODIMM)、T9が16GB(8GB×2、DDR4-2400 SODIMM)を初期実装しており、T8については増設・換装することで最大16GBまで拡張できる。
ストレージは256GBのSSD(PCI Express接続)と1TB HDDを搭載している。Blu-ray Discドライブも備える。カメラは、通常の「Webカメラ」に加えて顔認証用の「赤外線カメラ」も用意している。
ボディーカラーはサテンゴールドとスタイリッシュブルーの2つを用意する。その他の主要な仕様はT4/T5と同様となる。
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