「モダンPC」って何？ どこがすごい？ マイクロソフトやPCメーカーが語る（3/3 ページ）

最近「モダンPC」という言葉をよく耳にする。しかし、それが何なのか分からない人も多いと思う。それを踏まえてか、日本マイクロソフトが報道関係者向けにモダンPCの説明会を開催した。

[金子麟太郎，ITmedia]

日本HP

　日本HPでコンシューマー事業本部長を務める沼田綾子氏は、家の中で満足して使えるモデルとして、コンバーチブル（2in1）モダンPC「ENVY x360 15」を紹介した。

　ENVY x360 15にはペンが付属しており、文字を書いたりやイラストを描いたりできる。アルミボディーは全体的にすっきりとしたデザインで、高級感もある。バッテリー駆動時間の長さと1.98kgと比較的軽量なことも評価を受けているという。ビジネスシーンでは、「プライバシーカメラキルスイッチ」でWebカメラを使いたい時だけ有効化できることが好評だという。

　家族ユーザーに好評なのが、タッチ操作に対応している点。沼田本部長は「小さいお子さんでもスマホ感覚で簡単に操作できる。プログラミング教育などでお子さんに使っていただきたい」とする。

ENVY x360 15

日本HPの沼田綾子コンシューマー事業本部長

富士通クライアントコンピューティング

　FCCLでコンシューマ事業本部副本部長を務める高嶋敏久氏は、同社の軽量2in1モダンPC「LIFEBOOK UH95」を紹介した。

　UH95は約868gの軽さを実現。ペン内蔵の13.3型2in1 PCとしては世界最軽量（FCCL調べ）だ。ペンを内蔵していることはもちろんだが、タブレットモードで使える「アウトカメラ」を備えている。高嶋氏は、このペンとアウトカメラを生かして「撮影した写真にすぐに書き込めることが魅力だ」と語り、外回りの仕事や社内の会議でも活用できることを紹介した。

　UH95は、薄くて軽いノートPCでは省かれがちなHDMI出力や有線LANポートを備えている。高嶋氏は、国内で設計から生産まで行っていることと合わせて、使い勝手の良さと品質の高さをアピールした。

LIFEBOOK UH95

FCCLの高嶋敏久コンシューマ事業本部副本部長

NECパーソナルコンピュータ／レノボ・ジャパン

　NECレノボ・ジャパングループでコンシューマー事業プレジデントを務める河島良輔氏は、ノートPC作りで重要なのは「軽さだけではなく剛性や質感などを含めたトータルバランスが大切」だと語る。その上で、NECPCの「LAVIE Pro Mobile」と、レノボ・ジャパンの「Yoga S740（15型モデル）」の2機種を紹介した。

　LAVIE Pro Mobileは、プロにフォーカスした本格派のモダンノートPCだ。「テレワーク」などオフィスを離れて仕事をする機会が増えているが、LAVIE Pro Mobileの「ミーティングモード」を使えば、音声をテレビ会議に最適化してくれるので外出先の仕事もしやすくなるという。

　Yoga S740（15型モデル）は、独立GPU（GeForce GTX 1650）を内蔵しながら薄いボディーを実現したモダンノートPC。奇抜なデザインの多いゲーミングPCとは異なり、控えめで落ち着いた見た目をしている。河島氏は「（GPUをよく使うアプリを使う）クリエイターにもお勧めなPCだ」とアピールする。

LAVIE Pro Mobile

Yoga S740（15型モデル）

NECレノボ・ジャパングループの河島良輔コンシューマ事業プレジデント