壁面コンセントに直接接続、モジュール式で機能を追加できるスマートスピーカー「Echo Flex」を使ってみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は壁面コンセントに直接接続でき、モジュール式で機能を後から追加できるスマートスピーカー「Echo Flex」をチェックする。
設置場所を取らないEcho Flex
さて、本製品はコンセントに直接接続できるため、設置場所を取らないのが特徴だ。廊下の低い位置や、洗面所の壁面などにある余剰コンセントに取り付けて、自宅内でのAlexaデバイスの聞き取り範囲を広げられるというわけだ。
スピーカーの出力は他のEchoシリーズに比べて弱いが、単純なAlexaの音声アナウンスを聞く分には何ら問題はない。音楽を聴くのであれば、壁面に設置する本製品ではなく、スピーカー性能が充実したEchoやEcho Plusを買うのが自然で、この割り切りはアリだと感じる。
また、本体に内蔵されたマイクの数は、Echo Dotが7個なのに対し、本製品は4個に削減されている。本製品は話し掛けられるのは主に正面方向からのみなので、360度全方向から話し掛けられる他のEchoデバイスよりマイクが少なくとも、何ら問題ないと感じる。
言い換えると、壁面に設置せず、壁面から引き出した電源タップにつなぐ場合は、このことがネックになる可能性はあるかもしれない。前述の音量ボタンの問題も含め、壁面設置を前提に仕様を決めている節があるので、それ以外の設置方法はあまり考えない方がよいだろう。
音声による操作も可能で常夜灯として便利なナイトライト
さて、本製品は、底面のUSBポートにオプションを接続することで、機能を追加できることが最大の特徴だ。現在発売されているのは、ナイトライトおよびモーションセンサーの2つだ。順番に見ていこう。
まずナイトライトだが、本製品に取り付けておくことで、周囲の明るさと連動して照明のオン・オフが行える。廊下のコンセントに挿しておくと、夜間に非常に重宝する。
これだけなら一般的なセンサー付きライトと変わらないのだが、本製品は音声による制御にも対応している。初期設定では「1番目のライト」という名称で認識されているので、「アレクサ、1番目のライトをつけて」と呼びかけることでライトを点灯させられる。
つまり、センサーでのオン/オフを基本としながらも、音声でもコントロールできるわけだ。ちなみに、音声またはアプリでオン/オフを行った場合、センサーは一時的にオフになり、12時間経つと自動的に復帰する。もし早めに解除したければ、プラグを抜き差しする必要がある。
音声もしくはアプリを使えば、ライトの明るさの変更も行える。この他、色の変更にも対応しているが、筆者の環境ではアプリ上でしか変更できず、音声による変更はできなかった。何かコツがあるのかもしれない。
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