240Hz&RTX 2080でヌルヌル動作! あこがれの49万円ゲーミングPC「ROG Zephyrus S GX531GXR」を試した:Windows 10時代のゲーミングPC選び(4/5 ページ)
消費税増税前に駆け込みで購入した自慢のゲーミングノートPCを、ASUSが誇る「ROG Zephyrus S GX531GXR」と対決させた。ガチ勝負の結果はいかに……。
PUBGはどうだ? 有線LANと無線LANの違いもチェック
続いて、人気のFPSタイトル「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下、PUBG)を使って、今度はフレームレートを測定した結果を紹介しよう。PUBGでは画質設定を「ウルトラ」、「高い」、「中」、「低い」、「非常に低い」の5つに設定できる。この設定それぞれをプレイし、「Fraps」によってフレームレートを測定した。その最小値と最大値、平均を算出してRTX 2060マシンと比較する。
結果のグラフは以下の通りだ。PUBGはスマホ版もあるため、負荷が軽いソフトと見る人がいるかもしれないが、建物や樹木、橋、川といったオブジェクトがオープンワールドの隅々に至るまで登場し、さまざまなテクスチャーを書き込んで処理する関係でかなり重い。CPUやGPUもそれなりのクラスを想定しないと、満足のいくプレイは望めない。その点、今回比較した両マシンともRTX 20シリーズなので「ウルトラ」設定でも最小値で70fpsと、高いフレームレートでプレイできる。
ちなみに、GX531GXRとRTX 2060マシンのデータを比較すると、非常に興味深いことが分かる。画質が高いほどGX531GXRの方がよい値を示しているが、画質が「低い」、「非常に低い」ではそれほど差が見られなくなっている。画質が低ければ両者の性能はほぼ互角と言えるが、高画質でプレイするならばGX531GXRに大きなアドバンテージがある、ということだ。
ちなみに気になっている人がいるかもしれないが、GX531GXRには有線LAN端子が用意されていない。こうしたオンラインのFPSタイトルでは、相手を倒すためにはコンマ数秒の反応が重要となってくるのだが、無線LAN接続でもそれは問題ないのだろうか。
そこで、筆者手持ちのTP-Link「USB 3.0対応 Giga 有線LANアダプタ」を使い、PUBGのPing値を測定した。なお筆者の自宅回線環境だが、So-netのNURO光を利用しており、無線LANの親機は備え付けのHUAWEI製「Echo Life HG8045Q」に接続した。有線LANの接続先も同じだ。
測定結果だが、有線LANアダプタを利用したときは36〜40msで反応していたが、無線LANに切り替えると43〜50ms程度だった。地面に落ちている銃や弾を連続で拾おうとしたときは、情報のやり取りが増えるためか、ほんの一瞬だが50〜70ms程度にまで上がってしまった。PUBGのようなオンラインのバトルロイヤル系ゲームをプレイするのであれば、有線LANアダプタは必須だ。
次にRTXシリーズならではとなる、リアルタイムレイトレーシングのテスト結果も見ていこう。
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