容積3LでCore i9と外部GPU内蔵の超小型デスクトップPCをエプソンダイレクトが開発中:最高のプリンタにふさわしいPCを
約10年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたエプソンのプロセレクションプリンタに合わせて、エプソンダイレクトが超小型PCを開発している。参考出品された実機をチェックした。
2020年2月20日、エプソンの写真高画質プリンタ「Proselection」シリーズのフルモデルチェンジの発表に合わせて、エプソンダイレクトから新プリンタとコラボレーションした“New Endeavor PC”が参考出品された。現時点で価格は未定、販売時期は2020年夏頃の予定だ。
新モデルは、スタンド込みのボディーサイズが約74(幅)×220(奥行き)×185(高さ)mmと、約3Lの容積にまとまった超小型デスクトップPCだ。フルモデルチェンジを果たしたプリンタに合わせた形状をしており、プリンタの新モデルと同じ高さで、奥行きもプリンタのデザインに合わせた形になっている。
ボディーカラーも統一されており、写真高画質プリンタに適した高い処理能力を備えているのが特徴だ。詳細なスペックは策定中でパーツのカスタマイズも行えるが、CPUはIntelのCore i9シリーズから、メモリは最大64GB、ストレージは2基のM.2 SSD(PCIe x4)を搭載する。さらにLow Profileのグラフィックスカードも内蔵可能で、GeForce系のGPUを選択できるという。
インタフェースは、USB Power DeliveryやDisplayPort Alternate Modeに対応したThunderbolt 3や、DisplayPort、HDMI、USB Type-Cといった各端子をケース前面のカバー内や背面に用意する。
ハードウェアだけでなく、ソフトウェア面でも工夫が施されており、各種ドライバやソフトを簡単にインストールできるような支援ツールを内蔵したUSBメモリが付属する。このUSBメモリには、EIZOのキャリブレーションソフト「Quick Color Match」も収録する予定だという。
写真現像にはスペックの高いPCが欠かせないが、高性能なプリンタを強力にバックアップするPCとして、コンパクトな高速PCとしても、今から登場が待ち遠しい1台といえるのではないだろうか。
関連記事
- エプソンダイレクト、RTX 2060搭載ノートPC「Endeavor NJ7000E」に“3DCG制作Select”モデルを追加
- GeForce RTX 2060搭載:エプソンダイレクト、ハイスペックノートPC「Endeavor NJ7000E CAD 設計 Select」を受注開始
エプソンダイレクトは12月24日、CAD設計向けの15.6型ノートPC「Endeavor NJ7000E CAD 設計 Select」を発表、本日から受注を開始した。標準構成価格は21万5000円(税別)だ。 - エプソンダイレクト、Quadro RTXも搭載可能なCAD設計向けハイスペックデスクトップ
エプソンダイレクトは、CAD設計向けをうたうハイスペック仕様のデスクトップPC「Endeavor MR8200 CAD設計Select」の販売を開始する。 - CADニュース:インテルCore Xシリーズ搭載のクリエイター向けミドルタワーPC、3機種を発表
エプソンダイレクトは、ハイスペックデスクトップPC「Endeavor Pro9000」をベースとしたクリエイター向けモデル3機種を発表した。 - エプソンダイレクト、第8世代Coreを採用した15.6型ビジネスノート「Endeavor NJ4300」
エプソンダイレクトは、ビジネス向けの15.6型スタンダードノートPC新モデル「Endeavor NJ4300」を発表した。 - エプソンダイレクト、Core i9を標準搭載した3DCG製作向けのミニタワーPC
エプソンダイレクトは、3DCG製作向けに仕様を厳選したミニタワー型PC「Endeavor MR8200 3DCG 制作 Select」を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.