第11世代Iris Plus Graphicsは本当にゲームに使えるのか――「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」で試す:ゲーミングPCの道(2/3 ページ)
最近ではクリエイター向けPCも投入しているRazerだが、やはりゲーミングPCの動向が気になるところだ。今回は、同社のPCでは珍しくシルバー&ホワイトカラーを採用した「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」を2回に分けてチェックしよう。
スッキリとした見た目のキーボード
キーボードは日本語配列で、実測で主要キーのキーピッチが約19mm、キーストロークは約1mmとなっている。かな印字が省かれているので見た目がスッキリとしており、キートップも広く取られているためとても打ちやすい。キー配列については、通常のノートPCではDeleteキーのところに電源ボタンがあり、誤操作を誘発する。
キーボードはRGBバックライトに対応(Razer Chroma対応)しているが、ホワイトモデルのためかあまり色が目立たない。それゆえ、光らせているとかえってキーの印字が見えなくなってしまう。これは最大光量に上げても変わらないようなので、明るい場所ではLEDを切った方が見やすく感じた。
キーボード部分はホワイトでかな印字が省かれておりスッキリとした見た目だ。主要キーのキーピッチは約19mmを確保しているが、右側の一部のキーは約14〜15mmと狭くなっている。ガラス製タッチパッドは横幅が約111mm、縦が約76mmとゆとりがある
底面から給気をして、液晶ディスプレイのヒンジ部分で排気を行うのは従来モデルと同様だ。普段使っている分にはいたって静かだが、さすがにゲームをしている最中は冷却ファンが高回転で回るためややうるさく感じる。
一方でStealth 13のキーボード面の左右に合計4つのスピーカーを内蔵する。Dolby Atmosに対応しているのだが、これが意外といい音を鳴らしてくれる。サイズが小さいので低音部の響きはいまひとつなのは仕方ないが、FPSなど音にシビアなゲームでなければ、ヘッドフォンなどをせずにPC本体から出てくる音だけでプレイしてもいいなと思えるほどだった。
なおネットワーク回りだが、無線LANは最新のWi-Fi6に対応(Intel Wireless-AX 201モジュールを装備)し、Bluetooth 5.0もサポートする。IEEE 802.11ax対応のルーターを持っているなら、高速なネットワーク環境が使える。
細かいところでは、液晶ディスプレイ上部にWindows Hello対応の赤外線カメラを内蔵しているので、一度登録を行えばカメラに顔を向けるだけでWindowsにログイン可能だ。
バッテリーの容量は53.1Wh(11.55V 4602mAh)で、公称値は最大10時間となっている。実際の駆動時間については、次回のテストで取り上げたい。
続いて、ストレージ回りをチェックした。
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