緊急事態宣言で変わりゆくアキバ電気街の様子:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
東京都や大阪などを中心に緊急事態宣言が発令されて以降、秋葉原電気街の様子は明らかに変わった。休業する店舗が大幅に増え、往来を行き交う人がはっきりと少なくなっている。
今週は、アキバの街の様子がガラリと変わった。シャッターが下りたままのパチコン店やゲームセンターには「(緊急事態宣言が発令された)4月8日から当面の間、臨時休業」と書かれた紙が貼られ、往来を行き交う人も明らかに減っている。
メイド喫茶やコスプレ喫茶の勧誘であふれる裏路地に入っても、呼びかけを継続している店舗はわずかで、開いている店舗が少ないせいか、店の軒先で物色する人だかりもほとんどなく、先週よりも明らかに通りやすい。
メイド喫茶の呼びかけもまばら――不要不急の解釈で揺れ動く
PCパーツショップを訪れる客層にも、変化が見られたようだ。あるショップは「複数台を一式まとめ買いする法人さんが増えました。『趣味でパーツを強化しに』という個人の方は緊急事態宣言以来、本当に少なくなりましたね。大変ですけど、今は耐えるしかないですね」とこぼす。
営業時間を短縮するショップや週末の営業を休止するショップ、来店者にもマスクの着用を義務付けるショップなどが増える一方、ドスパラ系列の3店舗(ドスパラ秋葉原本店、ドスパラ秋葉原別館、GALLERIA esports Lounge)のように、当面の間の全面休業に踏み切ったショップもある。
現在も営業を続ける上記とは別のショップも「テレワークを含めて企業活動に欠かせないものを扱っているので、今後も営業を続ける方針です。ですが、本当に先が見えません。来週には一転して休業となっているかもしれない。たぶん先が見通せている人は誰もいないんじゃないかと思いますね」と話していた。
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