テレワークをもっと快適に! タブレットやスマホでPCのディスプレイを拡張しよう:モバイルdeワークスタイル変革(2/3 ページ)
テレワークを快適にするツールの1つが、PC用の外付けディスプレイ。しかし、すぐに用意できるとは限らない。であれば、手持ちのタブレットやスマートフォンを使ってみるのはいかがだろうか?
方法2:MacユーザーならiPadで画面を拡張できる
macOS CatalinaをインストールしてあるMac(原則として2015年後半以降に発表されたモデル)と、Apple Pencilを使えるiPad(※1)の組み合わせなら、「Sidecar」という標準機能を使ってiPadをサブディスプレイとして利用できる。USB接続はもちろん、ワイヤレスでも安定して利用できる。ケーブルは必須ではないので、利便性は高い。
(※1)全ての「iPad Pro」、第6世代以降の「iPad」、第5世代の「iPad mini」、第3世代の「iPad Air」
Sidecarを使うには、MacとiPadの双方で、2要素認証を有効化した同じ「Apple ID」のもとiCloudにサインインした上で、Bluetooth、Wi-Fi、Handoffをオンにしておく必要がある。また、Macでの「インターネット接続共有」やiPadでの「モバイルデータ通信共有」と併用できないことも注意したい。
接続操作はシンプルで、Macのメニューバーにある「AirPlay」アイコンをクリックし、接続したいiPadを選択するだけでOKだ。「システム環境設定」にある「Sidecar」の画面からデバイスを選択してもよい。
なお、標準状態ではiPad側の画面にサイドバーと「Touch Bar」が表示される。画面をより広く使いたい場合は、これらを非表示にすることもできる。
ディスプレイの配置など、細かい設定はシステム環境設定の「ディスプレイ」内にある「配置」から可能。四角い枠をドラッグして調整しよう。
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