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アキバの往来は準「日常」に戻った感じ古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)

東京アラートが灯る6月初旬。街を訪れる人は多く、休業店舗の再開も進んでいるが、開放感に浮かれる雰囲気はない。そんなアキバ電気街の今を切り取った。

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 先週のドスパラ系列店に続き、今週のアキバはオリオスペックも店舗営業を再開するなど、PCパーツショップに限ればかなり通常に近い状態まで回復した感がある。

秋葉原中央通り
6月5日夕方の秋葉原中央通りの様子

「先週末はわっと人が来た」――PCパーツショップの人入り

 ほとんどのショップで、店舗を訪れる人は回復したと語る。特に先週末は、例年の週末を超えるほどの人入りだったとの声がいくつもあった。TSUKUMO eX.は「これまで自粛されていて、満を持して買い物に来られたという方が多かった印象があります。反動に近いものを感じました」と振り返る。パソコンSHOPアークも「欲しいモノを我慢されていたのと、第2波の不安から『今のうちに……』という思いもあるのかもしれません」と同調する。

パソコンSHOPアーク
パソコンSHOPアークはデモ機の稼働を再開していた
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 ただ、その勢いは平日のうちに若干落ち着いたとの見方が強い。別のショップは「まだ外出や買い物に関して様子見感が強いですし、何より海外からの観光客の方は回復していませんからね。普段よりレイヤーが薄くて、それぞれのレイヤーで警戒心が残っている感じはあります」という。

 東京アラートの発動直後には、どこのショップも目立った反応はなかったようだが、まだ本調子の空気ではないという認識は共有しているように思えた。

 一方で、「10万円で一式そろえたいという方や、10万円近いハイエンドパーツを一点買いしていく方も増えています」(ドスパラ秋葉原本店)というように、特別定額給付金効果と見られるような現象も既に起きている。まだまだ平常運転とは言いがたいが、自粛と様子見だけでない動きも確実にあるようだ。

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