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フルモデルチェンジしたAmazonの格安タブレット「Fire HD 8 Plus」は買いか?山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/4 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、生まれ変わったAmazonの格安タブレット「Fire HD 8 Plus」をチェックした。

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 Amazonの8型タブレット「Fire HD 8」の新モデルが登場した。メモリが2GBの標準モデル「Fire HD 8」に加えて、メモリを3GBに増量し、かつ別売のワイヤレス充電スタンドが利用可能な「Fire HD 8 Plus」との二本立てだ。

 両製品ともに、スマートスピーカーとして利用可能な「Showモード」に対応しており、従来モデルとの機能差、および性能の底上げによるパフォーマンス差は気になるところだ。今回は上位の「Fire HD 8 Plus」を中心に、従来モデルと比べながら見ていこう。

Fire HD 8 Plus
「Fire HD 8 Plus」。別売のワイヤレス充電スタンドに立てることでスマートディスプレイに似た外観になる
新型Fire HD 8シリーズ
モデル名 容量 カラー 価格(税込み)
Fire HD 8 Plus 64GB ブラック 1万3980円
Fire HD 8 Plus 32GB ブラック 1万1980円
ワイヤレス充電スタンド ブラック 4600円
Fire HD 8 Plus+ワイヤレス充電スタンド 62GB ブラック 1万6980円
Fire HD 8 Plus+ワイヤレス充電スタンド 32GB ブラック 1万4980円
Fire HD 8 64GB ブラック/ブルー/ホワイト 1万1980円
Fire HD 8 32GB ブラック/ブルー/ホワイト 9980円

フルモデルチェンジで性能を底上げ

 これまでFire HD 8と言えば、モデルチェンジでも外観や重量、性能がさほど向上せず、価格の引き下げや、メモリカードの最大容量が増えるなどのマイナーチェンジがほとんどだった。

 それに対して今回のモデルは、従来は1.5GBだったメモリが3GB(Fire HD 8は2GB)に増量されているのに加え、CPUも進化し、さらに縦向きでの利用が前提だったボディーが横向き前提のデザインに変更されるなど、フルモデルチェンジと言っていいリニューアルを果たしている。Wi-FiもIEEE 802.11nから11ac対応へと進化している。

 とはいえボディーの薄さや軽さを追求しない方針はそのままで、本体は約9.7mmと分厚く、またベゼルもかなり幅がある。重量もやや軽くなったとは言え約355gと、同じ8型クラスのiPad miniよりも50g以上重く、解像度も1280×800ピクセルのままだ。

 一方、同じ容量での価格がiPad miniの約3分の1程度というのは、何よりも強力な武器だ。またワイヤレス給電に対応したスタンドは、本製品をスマートディスプレイとして使う場合に重宝する。

 ちなみに下位のFire HD 8は、このワイヤレス充電スタンドに対応しないので、スマートディスプレイとして活用したければ、迷わずPlusを選択すべきだろう。価格差が1万円や2万円も違うならばまだしも、わずか2千円差ということで、迷う余地はないはずだ。

Fire HD 8 Plus
「Fire HD 8 Plus」。横向きにした時にインカメラが上部に来るようにデザインが改められた。ちなみに同時発売の「Fire HD 8(第10世代)」も外観は同一だ。ボディーサイズは約202(横)×137(縦)mmになった
Fire HD 8 Plus
「Fire HD 8(第8世代)」以前は、縦向きにした時にインカメラが上部に配置されるデザインだった
Fire HD 8 Plus
上がFire HD 8 Plus、下が従来のFire HD 8(第8世代)。カメラ位置の変更により、ボディーの縦横比が変更されている
Fire HD 8 Plus
新たに搭載されたUSB Type-C端子の他、電源ボタン、音量調整ボタン、イヤフォンジャックは全て同じ面に配置されている
Fire HD 8 Plus
厚みは約9.7mmと、昨今のスマホやタブレットの中ではやや厚みのある部類に入る
Fire HD 8 Plus
別売のワイヤレス充電スタンド。Fire HD 8 Plusを載せるだけで充電が行える
Fire HD 8 Plus
同時発売の「Fire HD 8(第10世代)」。Plusと異なり、このホワイトだけでなくブルーとブラックのカラーが用意される
Fire HD 8 Plus
新型Fire HD 8(下)はワイヤレス充電に対応しないものの、外見はPlus(上)と同一だ

 続いて、音声操作も可能なスマートディスプレイとして使ってみよう。

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