この価格で2年保証と子ども向けコンテンツを楽しめる破格な「Fire HD 8 キッズモデル」を試す:5000円オフの今こそ(3/3 ページ)
Amazonの格安タブレット「Fire HD 8」に新型が登場し、同時にキッズモデルも生まれ変わった。通常モデルより5000円高くなるキッズモデルだが、その内容はどうなのか、試しに使ってみた。
もちろん大人も使える
キッズモデルとはいえ、カバーを外せば通常のFire HD 8端末だ。大人でも使うことができる。前述のように、Amazon アプリストアには動画視聴アプリも用意されているし、仕事に役立つEvernoteやDropbox、MetaMoJi Noteといったアプリも並んでいる。
ただし、Google系のアプリは皆無で、「YouTube」と表記されているアプリはサードパーティー製だ。Googleの純正であることを示す「Google LLC」によるものは見つけられなかった。ブラウザ経由であっても、閲覧しかできないためGoogleドキュメントやスプレッドシートを普段使いしている人にとっては辛いだろう。
文字入力には、外付けキーボードが便利だ。Bluetooth接続でも、有線接続でもいける。英語と日本語の切り替えは、Shiftキー+Spaceキーだ。半角スペースを入力するつもりでこのキーを組み合わせて使ってしまうと、入力モードが切り替わっていた、ということになりがちなので、そこだけが残念だ。
この辺りはアプリの導入で何とかなる部分でもあり、キー配列を覚えさせたいという理由だけでPCを子供に買い与えなければ、と考えているのであれば、キッズモデル(通常のFire HD 8でももちろん構わないのだが)とキーボードの組み合わせもある、ということを心の片隅にでもとどめておきたい。
なお、「カバーを外せば」と書いたが、見た目を気にしなければカバーはつけっぱなしの方がよいだろう。カバーの重量は約196gと、タブレット単体(約348g)の半分以上もあるが、不意の落下から端末を保護してくれるし、ホールド感がよくなるし、スタンドとしても優秀だし、多少ではあるが動画視聴時や音楽鑑賞時に音の薄っぺらさを隠してくれるのにも役立つ。
長時間使えるバッテリー、ハンズフリーでのAlexaへの呼びかけが可能なので持ち歩けるスマートディスプレイとして使えることなど通常のFire HDシリーズの機能を享受しつつ、2年間保証されるという安心感も見逃せない。子供用タブレットとしてコスパが良いだけでなく、大人の普段使いとしても良い端末なのだ。
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