第3世代Ryzen向けの廉価系「A520マザー」が続々登場!:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
先週末のマザーボード売り場では、1万円前後の値がついたA520マザーが目立っていた。第3世代Ryzenマシンがより安価に組めるとあって、新たなニーズが呼び起こされそうだ。
A520はAMDの第3世代Ryzen向けの廉価チップセットで、A320の後継にあたる。先週末からASUSTeKとASRock、BIOSTARから搭載マザーボードが合計7モデル売り出されており、価格は8000円弱から1万4000円強までとなっている(税込み、以下同)。
8000円切りmicroATXや1.4万円のMini-ITXも――A520マザー
基板のサイズでみると、microATXが6モデルと多勢だ。最も低価格なのはBIOSTARの「A520MH」で7700円前後となる。DDR4メモリスロットは2基で、PCIe x16とx1スロットは各1基、映像出力端子にはHDMI 1.4bとD-Sub 15ピンのアナログRGB端子をそろえる。
Mini-ITXモデルも、ASRockから「A520M-ITX/ac」が1万4000円強で登場している。DDR4メモリスロットは2基だが、PCIe x4(Gen3)接続対応のM.2スロットやHDMI 2.1、DisplayPort 1.4出力などを備えた多機能な仕様だ。
A520搭載マザーボードは、トータルコストを抑えて流行の第3世代Ryzenマシンが組めると、各ショップで注目されている様子だ。TSUKUMO eX.は「エントリー向けの製品なので発売前から注目している人は少ないですが、シンプルに組みたい人には刺さるラインアップだと思いますね。物理的にもコンパクトにしたい人には、Mini-ITXサイズが最初から選べますし、順調に支持を集めそうです」と好意的に話していた。
特別定額給付金を元手とした「10万円コース」のニーズも喚起されそうとの期待も大きい。パソコンSHOPアークは「B550マザーでは厳しいですけど、A520なら十分選択肢に入りますからね。これから自作しようと思っている人、自宅のPCを新調しようと思っている人にはちょうどいいかもしれませんよ」とプッシュしていた。
次に、A520マザーとマッチするCPUの売れ筋を見ていく。
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