大注目の「Surface Laptop Go」を徹底テスト! 試して分かった性能とキーボードの使いやすさ:発売日レビュー(1/3 ページ)
日本マイクロソフトから、新しいノートPC「Surface Laptop Go」が発売された。新たなエントリークラスのSurfaceはどのようなものか、レビューしていく。
既報の通り、日本マイクロソフトは10月13日、クラムシェルタイプの新型ノートPC「Surface Laptop Go」を発売した。個人向けの税込み直販価格は8万4480円からと、クラムシェルタイプのSurface Laptopシリーズとしては手頃な価格が特徴だ。
この記事では、個人向けモデルの最上位構成(税込み直販価格12万6280円)をレビューする。購入を検討している人の参考になれば幸いだ。
手頃な価格ながらSurfaceらしい上質感
今回レビューする個人向け最上位構成の主なスペックは以下の通りとなる。
- CPU:Core i5-1035G1(1GHz〜3.6GHz、4コア8スレッド、UHD Graphics)
- メインメモリ:8GB(LPDDR4X、デュアルチャネル)
- ストレージ:128GB SSD(PCI Express NVMe)
- ディスプレイ:マルチタッチ対応12.4型液晶(1536×1024ピクセル)
- OS:Windows 10 Home S(64bit版)
- キーボード:日本語配列
本体のサイズは約278.18(幅)×205.67(奥行き)×15.69(厚さ)mmで、重量は約1.1kgと、持ち運びやすいサイズ感と重量を実現している。ボディーの素材は天板部がアルミニウム、基部がポリカーボネート複合樹脂とグラスファイバーとなっている。
外観を見る限りは、廉価モデルにありがちな「安っぽさ」あるいは「プラスチックっぽさ」は感じられない。特に天板は、Surfaceらしい上質感があり、チープさはない。
少なめだが不足ともいえないポート群
Surfaceといえば、ポート類が「少なめだが不足ともいえない」イメージを持つ人もいるだろう。この点において、Surface Laptop Goもご多分に漏れていない。
左側面には、USB 3.1 Type-A×1、USB 3.1 Type-C×1、3.5mmイヤフォンマイクコンボジャック×1を、右側面にSurface Connectポート(電源入力)を備えている。USB 3.1 Type-C端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPortによる映像出力を兼ねている。筆者が試した限り、手持ちの45Wと65WのUSB PD対応電源で充電できることを確認したが、同一出力性能を有する一部の電源では充電ができなかった。相性問題だと思われる。
最近はUSB PD電源出力とDisplayPort入力に対応するUSB Type-C端子を持つディスプレイが増加傾向にある。そのようなディスプレイとSurface Laptop Goを組み合わせれば、ケーブル1本でマルチディスプレイ環境を構築できる。
USB 3.1 Type-Aポートは、多くのUSB周辺機器を“変換”なしで接続できる。USBメモリを使ったデータのやりとりをするときなど、役立つ場面は多いはずだ。
右側面のSurface Connectポートには付属のACアダプターの他、Surfaceシリーズで共通のドッキングステーション「Surface Dock」「Surface Dock 2」を接続できる。付属するACアダプターの出力は39Wだ。ACケーブルは2ピン(メガネ型)となる
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