富士通CC、有機ELパネル採用モデルも用意した新コンセプト13.3型ノートなど計4シリーズ
富士通クライアントコンピューティングは、2020年冬モデルとなるノートPC計4シリーズの発表を行った。
富士通クライアントコンピューティングは10月18日、2020年冬モデルとなるノートPC計4シリーズを発表した。11月27日から順次販売が開始される予定だ。
今回のラインアップでは、新コンセプト設計の13.3型モバイルノートPC「CH」シリーズ、家の中で手軽に利用できる15.6型ノートPC「TH」シリーズの2タイプが新たに追加されているのが特徴だ。
CHシリーズは13.3型フルHDディスプレイを搭載するモバイルノートPCで、有機ELパネルを採用する上位構成の「CH90/E3」とIGZO液晶パネルを採用する「CH75/E3」の2構成を用意。筐体にはアルミ素材を採用し、CH90/E3が約1.2kg以下、CH75/E3は約999g以下の軽量設計を実現した。
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)やBluetooth 5.0に加え、最新インタフェース規格のThunderbolt 4(USB4)ポートを備えているのも特徴で、ゲーム機などを接続できるHDMI映像入力も備えている。
CPUは第11世代CoreプロセッサのCore i5-1135G7(4コア8スレッド、最大4.2GHz)を、メモリは8GB、ストレージはそれぞれ512GB/256GB PCIe SSDを内蔵。Windows Hello対応の顔認証機能も利用できる。予想実売価格はCH90/E3が17万円強、CH75/E3が15万円強の見込み(税別、以下同様)。
THシリーズは、リビングを中心とした家庭での利用を想定した15.6型ノートPCで、利用したいときにすぐ手に取れるスタンド兼用の充電スタンドを標準で付属。スタンドにはHDMI映像出力も搭載しており、デスクトップでの利用も可能となっている。また本体を閉じたまま音声入力を行える“Voice UI”機能も備えた。
ラインアップは、Core i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.7GHz)とメモリ8GB、512GB PCIe SSDを内蔵する「TH77/E3」の1構成を用意している。予想実売価格は20万円弱の見込み。
この他、17.3型ノートPC「NH」シリーズの新モデルとして「NH90/E2」「NH77/E3」の2モデルを投入する。NH90/E2はCore i7-10750H(6コア12スレッド、2.6GHz/最大5GHz)を、NH77/E3はRyzen 7 4700U(8コア8スレッド、2GHz/最大4.1GHz)を搭載、NH90/E2はストレージとして256GB PCIe SSD(+16GB インテルOptaneメモリー)+1TB HDDを装備している。予想実売価格はNH77/E3が15万円強だ。
スタンダード仕様の15.6型ノートPC「AH」シリーズも改定され、4K液晶とCore i7-9750Hを搭載する「AH-X/D3」、フルHD液晶とCore i7-1165G7を搭載する「AH77/E3」「AH53/E3」、WXGA(1366x768ピクセル)液晶とRyzen 7 3750H/同 3 3300U/Athlon Gold 3150Uをそれぞれ搭載する「AH50/E3」「AH43/E3」「AH42/E1」の計6構成を取りそろえた。予想実売価格はAH77/E3が20万円弱、AH53/E3が17万円弱、AH50/E3が12万円弱、AH43/E3が11万円弱。
またCH/TH/AHシリーズは、同社直販「WEB MART」向けのカスタマイズ対応モデルも用意。メモリ/ストレージ容量カスタマイズが可能な他、AHシリーズはOSとしてWindows 10 Proも選択できる。3年保証へのアップグレードと送料が無料となっているのもポイントだ。
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