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「KOMORU」は“おひとりさまパーティション”として在宅ワークにピッタリだった(1/2 ページ)

パナソニックから、在宅ワークを強力に支援してくれるユニークな製品が登場した。自ら組み立てて完成させる「KOMORU」を体験し、分かったことをお伝えしよう。

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 新型コロナウイルスの流行に伴い、2020年4月以降、会社に出社せず自宅などで仕事を続ける「テレワーク」が本格的に広まってきたのは誰もが知っていることだろう。家で仕事ができるとあって、長い時間の通勤電車にゆられることもなく、それなりのメリットを感じた人は多いと思う。主要都市近辺であれば、完全なテレワークだけでなく、週2〜3回の出社など変則的な勤務形態の人も多いのではないだろうか。

快適な在宅ワークを実現するためのリーサルウェポン?

 ただし、家にいて仕事をするとなると、さまざまな問題が起きてくる。一人暮らしであればそれほど影響はないが、結婚している場合は、家にいれば夫や妻といった配偶者がいるわけで、お互いそれなりに気を遣わなければならない。加えて子どもがいて、まだ小さい場合はなおさらだ。子どもの世話が突発的に入ってきて、仕事に集中できなくなる。このような状況は誰にでも起きることなので、家で仕事をするなら、少しでも整った環境で取り組みたいと思うのは自然な流れだろう。

 こういった問題に対応できるのが、パナソニック 建築システムビジネスユニットから発売されている「KOMORU」(コモル)だ。KOMORUは組み立てデスクのジャンルに入るが、何といっても“おひとりさま用のパーティション”で区切られている作りになっているのが特徴だ。正面と右(あるいは左)についたてを設けることができるので、視線に余計なものが入ってこず、集中して仕事に取り組める。

 今回は、在宅ワークにおける環境改善の切り札とも言える、KOMORUのインプレッションをお届けする。

KOMORU
組み立て式“おひとりさま用パーティション”の「KOMORU」(完成図)

パネル4枚で構成される本体を組み立てる

 KOMORUは、背面と側面のパネルから構成される「KOMORUパネル」とデスクカウンター、デスク側板の「KOMORUデスク」の2体を組み合わせて作り上げる。本体にはこの他に、パネルそれぞれをつなぎ合わせるジョイントコネクターや六角穴付きボルト、デスク受けや、KOMORUの高さを調節できるアジャスター、これらを取り付けるための六角レンチも付属する。

KOMORU
KOMORUを構成するパネル類
KOMORU
ジョイントコネクター、六角穴付きボルトなども付属する

 組み立てる手順だが、KOMORUパネルにアジャスターを取り付けた後、背面と側面のパネルを組み立てて、デスク側板をKOMORUパネルと組み合わせてデスク受けを取り付け、最後にデスクカウンターと合体するという順番になる。本体を頑丈にするためか、KOMORUパネルはかなりの重さがあり、2枚合わさって届いた梱包(こんぽう)箱は持ち上げるだけでもかなり大変だった。

 付属するマニュアルには正面と側面のパネルを組み立てる際には横にして作業するように指示があるが、しっかりと支えた状態で行うなど、誤って倒して接合部を壊してしまわないように気をつけたい。

KOMORUの組み立て手順

KOMORU
まずはアジャスターを取り付ける
KOMORU
背面パネルと側面パネルを組み立てる
KOMORU
デスク側板の取り付け
KOMORU
デスク受けの取り付け
KOMORU
最後にデスクカウンターを合体させて完成だ

 組み立て作業は成人男性1人でも十分に行えた。所要時間は30分程度だろうか。ただし、前にも述べたように重量がある製品なので、不注意による損壊を防ぐためにも、できれば2人で組み立てた方がよいかもしれない。組み立てについては動画でも紹介されているので、参考にしてほしい。

KOMORUの組み立て方

 作業の過程で、1点だけ気になることがあった。それは六角穴付きボルトの取り付け方だ。側板パネルに取り付ける穴と、デスクカウンターに取り付ける穴が同じ位置にあって、うまくやらないと干渉してしまうことがある。せめて1cmでもずれていれば何ということはなかったと思う。もし次のバージョンがあるとすれば、これは解消してもらいたいところだ。

KOMORU
このように六角穴付きボルトが同じ取り付け位置にあって干渉する

 完成したKOMORUにこもってみよう。

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