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「KOMORU」は“おひとりさまパーティション”として在宅ワークにピッタリだった(2/2 ページ)

パナソニックから、在宅ワークを強力に支援してくれるユニークな製品が登場した。自ら組み立てて完成させる「KOMORU」を体験し、分かったことをお伝えしよう。

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まさにKOMORU感じが何とも言えず心地よい

 さて、できあがってからは自分のPCや仕事道具をKOMORUに持ち込んで過ごしてみた。結論から言うと“まさにKOMORU感じ”で、仕事にとても集中できた。

 KOMORUを借りる前の仕事環境は、私も妻もダイニングテーブルにPCを置いて仕事をするというスタイルだったが、寝室にKOMORUを設置したこともあり、お互いが発する、キーボードをたたくときの音や、屋外の音などがシャットアウトされてとても快適になったのだ。

KOMORU
以前の仕事環境(とてもお見せできる状態ではないので、あえてモザイクをかけた)

 KOMORUのサイズだが、KOMORUパネルの高さが約120.2cmで、背面パネルの幅が約90cm、側板パネルの幅が約77.2cmとなる。下を向いてPCを操作する普段のスタイルでは、ちょうど視界から他のものが消えるので良いあんばいだ。

KOMORU
KOMORUのサイズ(パナソニックのWebサイトより)

 筆者はノートPCに好みのキーボードを接続して仕事をしているのだが、ノートPCスタンドを置いた状態でも特に問題なく仕事ができている。デスクカウンターの奥行きは約44.1cmで、筆者のような特殊なスタイルでなくても、15型前後のノートPCであれば、デスクカウンターに置いて仕事ができると思う。

 ちなみにデスクカウンターの幅は約82.7cmと、会社で使うようなデスクと比べるとやはり狭いが、資料などを横に置いてPCを使うことも十分にできる。これまた筆者独自の環境なのだが、Raspberry Piについての記事も作成しているため、サイドに10型のディスプレイとRaspberry Pi 4に加え、ブレッドボードなどを置いての作業でも十分対応できている。

 またデスクトップPCを使っているのであれば、デスクカウンターは約70cmの高さがあるので、デスクカウンター下に置いて液晶ディスプレイ、キーボードとマウスをデスクカウンターの上に乗せるスタイルで大丈夫だろう。ただし、液晶ディスプレイは27型あたりまでがいいところかもしれない。

KOMORU
設置した当初はそれなりに整っていたデスク回り。側面の仕切りは右側に取り付けたが、左側に設置することも可能だ
KOMORU
使ってしばらくたつとこの状態に。逆にこれだけカオスな状態でも十分に対応できているということだ

とても快適な仕事環境を得られるKOMORU

 筆者は2週間程度KOMORUを使ってきたのだが、このKOMORU感がなんともよく、できればこのまま使いたいと思ったほどだ。パナソニック製ということもあり、とてもしっかりと作られており、製品の品質には満足した。

 唯一のネックとなるのが、やはりその価格かもしれない。現在、クラウドファンディングのTAMATEBAにて12月3日までの期間限定で発売されているが、税/送料込みで9万6800円だ。これを安いとみるか、高いとみるかがポイントだ。今回はミディアムグレー柄を試したが、同額でライトナチュラル柄も用意されている。

 おいそれとは購入できないものかもしれないが、このまま在宅ワークが続くとなると、少しでもストレスを減らした方がいい。今後数年に渡って使うことを考えれば、今が導入するチャンスだろう。このプライベート感は、一度導入すると忘れられないからだ。

KOMORU
こちらはライトナチュラル柄(パナソニックのWebサイトより)
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