内蔵USBハブ機能で高い拡張性を備えた13.3型モバイルディスプレイ「GDP133FQ-E」を試す:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
バリエーションが増えてきたモバイルディスプレイだが、コンパクトな13.3型モデルはまだ数が少ない。貴重な選択肢となる恵安の「GDP133FQ-E」を試した。
2基のUSBハブ機能が便利
さて、本製品のユニークな機能として、汎用(はんよう)のUSBポートを2基備えることで、キーボードやマウスなどの周辺機器を接続できることが挙げられる。
モバイルディスプレイを利用する環境では、ノートPC本体よりもモバイルディスプレイの方が距離的に近いところにあることも多く、こういった場合にキーボードとマウスを接続して操作したり、またUSBメモリやカードリーダーを手軽に抜き差しできたりするのはプラスだろう。
何より、USB Type-CポートはどのノートPCでも数が限られており、キーボードやマウスを接続するために、別途ハブを調達して使っている人も多いはず。本製品があれば、PC本体ではなく本製品にキーボードやマウスを取り付けられるので、ハブを買い足す必要がなくなり、PC回りがすっきりするだろう。
実売価格もリーズナブルで付加価値のある13.3型としてお勧め
以上ざっと見てきたが、外観こそモバイルディスプレイとしては一般的だが、USBハブ機能を搭載する他、スタンド兼用カバーとは別にレザーバッグが付属するなど、他社の製品とは異なった特徴がいくつか見られる。
基本機能はどれも横並びで、何かと価格競争になりがちな現在のモバイルディスプレイにおいて、明確な差別化ポイントがある本製品は魅力的だ。13.3型でこういった仕様を持つ製品はレアなだけに、なおさらだろう。気になるのは応答速度くらいだ。
さらに実売価格は本稿執筆時点で1万5千円を切っており、価格競争力もある。ネットのセールで格安販売されている、素性の知れないモバイルディスプレイと違って、1年保証が付属するのも利点で、多くのユーザにお勧めできる製品と言えそうだ。
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