Acerがゲーミングブランド「Predator」の新製品を発表 ノートPC、5Gルーターなどを一挙発表:next@acer(1/2 ページ)
Acerが、オンラインイベント「next@acer」においてPredator(プレデター)ブランドの新製品を発表した。第11世代Core Hプロセッサを搭載するノートPCや、5G通信に対応するルーター/モデムなどが順次登場する。
Acerは5月27日(台湾時間)、「Predator(プレデター)」ブランドのゲーミングノートPCの新製品を発表した。第11世代Core HプロセッサやGeForce RTX 30 Laptop GPUシリーズを搭載し、より高いパフォーマンスを発揮するようになった。合わせて、同社は同ブランドから5Gルーター、5Gドングル(モデム)、マウスやディスプレイの新製品も投入する。
なお、日本における新製品の展開は未定だ。
Predator Triton 500 SE(6〜7月発売予定)
「Predator Triton 500 SE」は、16型の“特別な”ゲーミングノートPCで、AAA(大人気)ゲームと仕事の両方を快適にこなせる性能を備えているという。北米と中国では6月に、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ地域)では7月に発売を予定しており、想定販売価格は1749.99ドル(約19万1000円)からとなる。
最上位構成では、CPUにCore i9、GPUにGeForce RTX 3080 Laptopを採用している。メインメモリはDDR4-3200規格で、最大で64GBまで搭載できる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、最上位構成ではPCI Express 4.0接続の4TB SSDを搭載している。
パワフルな構成ながらも本体の厚さは19.9mmに抑え、最長約12時間(※)のバッテリー駆動時間を確保している。
(※)動画の連続再生時(自社測定値)
ディスプレイのアスペクト比は16:10で、モデルによって以下の3種類のパネルから選択できる。
- WQXGA(2560×1600ピクセル)、リフレッシュレート165Hz
- WQXGA、リフレッシュレート165Hz、sRGB色域100%カバー
- WQXGA、リフレッシュレート240Hz、応答速度3ms、DCI-P3色域100%カバー(IPS液晶)
ネットワーク回りはIntelのKillerブランドのモジュールで固めており、無線LANはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の「Killer Wi-Fi 6 AX1650i」、有線LANは2.5GBASE-T対応の「Killer E3100G」を搭載している。
外部ポートは、映像出力にも対応したThunderbolt 4(USB4)端子×2やSDメモリーカードリーダーなどを備える。
Predator Helios 500(6〜8月発売予定)
「Predator Helios 500」の新モデル(PH517-52)は17.3型のパフォーマンスモデルだ。EMEAでは6月、北米と中国では8月に発売する予定で、想定販売価格は2499.99ドル(約27万2800円)からとなる。
最上位構成では、CPUにアンロックに対応するCore i9プロセッサ、GPUにGeForce RTX 3080 Laptopを採用している。メインメモリはDDR4-3200規格で、最大で64GBまで搭載できる。ストレージはPCI Express接続のSSDを2基(RAID0対応)と、Serial ATA接続のHDDを1基搭載している。
ディスプレイはアスペクト比16:9で、モデルによって以下のいずれかから選べる。
- 4K(3840×2160ピクセル)、リフレッシュレート120Hz、DisplayHDR 1000準拠
- フルHD(1920×1080ピクセル)、リフレッシュレート360Hz、応答速度3ms
ネットワーク回りは、Killerブランドのモジュールで固めており、無線LANはKiller Wi-Fi 6 AX1650i、有線LANはKiller E3100Gを搭載している。モデルによっては、5G通信モジュール「Killer DoubleShot Pro 5G」も備える。ただし、5G通信モジュールを搭載する構成では、ライトバー(左側面、正面、右側面)とサブウーファーが搭載されない。
外部ポート類は、HDMI 2.1出力端子、Mini DisplayPort出力端子、Thunderbolt 4端子×2、USB 3.1 Type-A端子×3、有線LAN端子を備えている。
Predator Connect X5 5G CPE Router
「Predator Connect X5 5G CPE Router」は、世界初の「Intel Killer」との互換機能を備えた5G通信に対応するCPE(据え置きルーター)だ。5Gネットワークにおける下り最大通信速度(理論値)は4.7Gbpsとなる。
本体には通常の有線LANポート(1基)とは別に、通信を優先的に割り当てる「ゲームLANポート」を搭載している。実効通信速度(スループット)を優先するゲーミングPCは、このLANポートに接続することになる。無線LANはWi-Fi 6に対応しており、最大256台の機器と接続可能だ。
USBポートにつないだUSBストレージを使って簡易NASとして運用することもできる。
Predator Connect D5 5G Dongle
「Predator Connect D5 5G Dongle」は、ノートPCでの利用を想定した外付け5Gモデム(ドングル)だ。長時間の連続通信でも不安定にならないように、クーラーも内蔵している。
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